8つのシーン別!「よろしくお願いします」は英語で何て言うの?
「よろしくお願いします」は日本語独特の表現で、ニュアンスもフワッとしている。
真剣に付き合っていきたい相手に対して心から「よろしくお願いします」と言うこともあれば、「波風立てずにヌルヌルやっていきましょうね~」という意味で「よろしくお願いします~」と言うこともあるだろう。
ところが英語には、日本語のようにどんなケースにも柔軟に当てはまる「よろしくお願いします」というフレーズは見当たらない。
そこでここでは、日常でよくある8つのシーンに分けて、それぞれの場合における「よろしくお願いします」を勉強していこう。
CONTENTS
1. 初対面の人への「よろしく」を表す英語
これはもっとも有名な「よろしくお願いします」を表すフレーズだろう。「はじめまして」と訳されることも多い “Nice to meet you.” が使える。
また、もう少し丁寧に表現したいときには “It’s a pleasure to meet you.” というフレーズもある。「お会いできた喜び」を a pleasure(喜び)という名詞でしっかりと表した表現だ。
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2. スカイプなどオンラインでの「よろしく」を表す英語
物理的に対面しているわけではないが、スカイプなどオンラインでの挨拶も、初対面の場合は “Nice to meet you.” でOKだ。
3. 一緒に仕事をする人への「よろしくお願いします」を表す英語
ビジネスで「よろしくお願いします」と挨拶する場合、日本語だとフワッとしてしまいがちだが、英語ではしっかりと気持ちを言葉にしよう。
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すでに面識のある相手の場合は?
これはおかしな話だ。初対面ならまだしも、すでに面識のあるビジネスパートナーに対して “I look forward to working with you.” はないだろう。
4. 別れ際の「これからもよろしく」を表す英語
別れ際の挨拶として有名なものに “Nice meeting you.” や “Nice seeing you.” がある。これらを「これからもよろしくね」という気持ちで表現することができる。
ちなみに、”Nice meeting you.” は「初対面の人と別れる場合」に使われ、”Nice seeing you.” は「すでに面識のある人と別れる場合」に使われる表現だ。
また、”Nice to meet you(はじめまして)” と “Nice meeting you(お会いできてよかったです)” の違いは、「これから先のこと」をイメージしているのか、「すでに起こったこと」をイメージしているのかだ。
その他の「これからもよろしく」
5. 何かを任せるときの「よろしく!」を表す英語
挨拶だけでなく、人に何かを任せるときにも使われるのが「よろしく」という日本語だ。
「頼んだぜ!」的な感覚で「よろしく」と言いたい場合は、どうしたらいいのだろう?
このとき、オリヴィアはジェフの頬に手を添え、ほんの数秒の間ではあるが、ジェフの瞳の奥を静かに見つめた……!
だが!ジェフには、その数秒が永遠のように感じられたのだった……!
このように、“Thanks!” や “I’m counting on you.” を「よろしく頼んだよ!」という感覚で使うことができる。
6. 「よろしくお伝えください」を表す英語
これはそのまんま。「~さんによろしくお伝えください」 と言う場合には、“Please say hello to ~” や “Please tell ~ I said hello.” が使える。
7. 新年の挨拶としての「今年もよろしく」を表す英語
8. メールに添える「よろしくお願いします」を表す英語
日本ではメールの最後に「よろしくお願いします」という言葉を添えることがよくあるが、英語にもこういった定番のフレーズがある。
Jeff Almond.
Jeff Almond.
Jeff Almond.
さいごに
ということで、日本語では「よろしくお願いします」の一言で済ませられるような場合でも、英語ではそのときの気持ちを具体的にハッキリと伝える必要があることがわかった。
日常会話で頻繁に使うフレーズを練習するとともに、自分の気持ちを率直に表現することにも慣れていこう。
そうすれば、英語の学習がもっともっと楽しくなるはずだ。