英語の文法の勉強法に悩むあなたへ!基礎から効率的に学ぶ5つのポイント

英文法英文法の基礎
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英語の文法・英文法の基礎と勉強法-1

英語の文法を勉強中のあなたは、「参考書を読んでも、何が何やらサッパリ……」と思ったことはないだろうか。

多くの参考書や学校の授業では、英文法についての「事実」しか述べられておらず、わかりにくいことが多い。

ここでは、英文法(語順のルール)を効率的に身に付けるための具体的なアプローチについて解説しよう。

この記事を読んで得られること

  • まず何をすればいいのか具体的にわかる
  • 英語の文法を勉強する「正しい順番」がわかる
  • 読解力や表現力にも繋がる文法力が身に付く

CONTENTS

やってはいけない英文法の勉強法

具体的な英文法の勉強法に入る前に、まずは多くの人がやってしまいがちな「間違った英文法の勉強法」について伝えておこう。

1. いきなり文法問題を解く[NG]

もっとも愚かなアプローチは、「文法力を身に付けたくて、文法問題をたくさん解く」というものだ。

確かに気持ちはわかるが、英語に限らず、問題集というものは「身に付いた知識や考え方を、自分で使いこなせるかどうかを確認するために使うもの」だ。

基本的な知識や考え方が身に付いていない状態でいくら問題集を解いたとしても、なかなか英文法の理解には繋がらない。

読解力や表現力にも繋がる文法力を身に付けるためにも、文法問題は英文法の基礎知識が身に付いた後に取り組むようオススメする。

2. 参考書に書かれた表現を丸暗記する[NG]

また、これは盲点になりがちだが、「参考書に書かれた表現を丸暗記する」というのも、あまり褒められたアプローチではない。

ここで言う丸暗記とは、

"make it a rule to do" は「~する習慣がある」という意味

"He is annoying." は「彼はイライラしている」ではなく「彼は人をイライラさせる」という意味

"have (get) + O + 過去分詞" は「Oを~してもらう/Oを~される」という意味

といった具合に、英文の語順や構造には目もくれず、ただ和訳(意味)のみを覚えるという行為のことだ。

こうした丸暗記がまったく無駄というわけではないが、英文の意味を覚えるだけだと、いつまで経っても英語の語順(すなわち、英文法)に慣れることができない。

もしもあなたが、

・英語の長文をそれなりに正確に読めるようになりたい
・初めての文法問題でも、自分で考えて解けるようになりたい
・自分の意図を適切に表現でき売るようになりたい

と思っているのなら、参考書に書かれた表現をただ暗記するのではなく、英文の語順や構造にも注目して英文法を学んでいこう。

英文法を効率的に身に付けるための5つの基礎

それでは、文法問題を解いたり参考書を読んだりする前に、どんな準備をしておくと効果的なのだろうか?

ここでは、英文法の初心者にもわかりやすいよう、ポイントを5つに絞ってお伝えしよう。

さあ、メモの準備は整っただろうか?

1. 自動詞と他動詞の違いをとにかく大切に

英語の文法・英文法の基礎と勉強法-3

英語には自動詞と他動詞という、英文法のすべての単元を支配する圧倒的な概念がある。

自動詞 … 目的語(O)を必要としない動詞
他動詞 … 目的語(O)を必要とする動詞

自動詞・他動詞の違いを意識せずに英語を勉強を進めてしまうのは、あなたが思っている以上に非効率的だ。

例えば、同じ現在分詞(~ing)でも、自動詞が ~ing になったのか他動詞が ~ing になったのかによって意味が変わってくる。

自動詞の現在分詞 ⇒ ~している(進行)
fly(飛ぶ)⇒ flying(飛んでいる)
walk(歩く)⇒ walking(歩いている)

 

他動詞の現在分詞 ⇒ 人を~させる(能動)
excite(を興奮させる)⇒ exciting(人を興奮させる)
annoy(をイライラさせる)⇒ annoying(人をイライラさせる)
※特に、人の感情を表す他動詞の場合にこうなる。

他にも、関係代名詞と関係副詞の違いを理解する上でも、自動詞・他動詞についての理解は必須だ。

That is the country which I visited last year.

visit は他動詞
⇒ 目的語Oが必要なので、関係代名詞 which

That is the country where I went last year.

go は自動詞
⇒ 目的語が不要なので、関係副詞 where

ここまで読んだだけでも、何の下準備もなしに具体的な文法単元を勉強していくことが、どれほど遠回りかがわかるだろう。

英文法を効率良く身に付けたいのなら、まずは自動詞・他動詞という概念をとにかく大切にしよう。

自動詞・他動詞について
より詳しく学ぶ場合はこちら >>

2. 第5文型(SVOC)だけでも押さえる

英語の文法・英文法の基礎と勉強法-4

文型というのは「和訳をするときのテンプレート(型)」のようなもので、英語には全部で5つの文型がある。

第1文型(SV)
… SがVする
第2文型(SVC)
… SがCである、SがCになる
第3文型(SVO)
… SがOを~する
第4文型(SVOO)
… Sが「人」に「物や情報」を与える
第5文型(SVOC)
… Sが、OがCするようにさせる

中でももっとも重要なのが第5文型(SVOC)だ。「OがCである」「OがCする」と訳されることからもわかるように、OとCの間に主語-述語の関係が成り立つという特徴がある。

この第5文型(SVOC)の特徴をイメージしながら、英語に触れること。これこそ、文法力を身に付けるための最短ルートだ。

なぜここまで第5文型(SVOC)が重要かと言うと、不定詞や分詞(現在分詞・過去分詞)といったさまざまな単元で出てくる重要表現の多くが、実は第5文型(SVOC)になっているからだ。

[不定詞がCの第5文型]
Don’t consider me to be always obedient to you!
私がいつもあなたの言うことを聞くと思わないで!

 

[it がO、a rule がCの第5文型]
I make it a rule to work out at a gym once a week.
週に一度はジムで汗を流すようにしているんだ。

[原形不定詞がCの第5文型]
He always makes me feel so at ease.
彼はいつも私を安心させてくれる。

[現在分詞がCの第5文型]
I saw him walking with a girl.
私は彼が女の子と歩いているのを見た。

[過去分詞がCの第5文型]
I had my wallet stolen at the airport yesterday.
昨日、空港で財布を盗まれた。

一見バラバラに思える表現も、第5文型(SVOC)という視点で見ると本質は同じで、どれもOとCの間に主語-述語の関係が成り立っていることがわかる。

「不定詞が苦手だと思っていたけれど、実は第5文型(SVOC)がよくわかっていなかった」

「第5文型(SVOC)を理解したことで、現在分詞や過去分詞が得意になった」

ということは本当によくあるので、第5文型(SVOC)を基礎として大切にしよう。

第5文型(SVOC)について
より詳しく学ぶ場合はこちら >>

3. 「品詞」と「文の要素」を区別する

英語の文法・英文法の基礎と勉強法-1

「品詞」と「文の要素」を区別できていないことが原因で、英語のレッスンや参考書がわからなくなる……というのもよくある話だ。

「品詞」と「文の要素」は別のものだということを肝に銘じておこう。

品詞
… 名詞・助動詞・動詞・形容詞・副詞・前置詞・接続詞・間投詞の8つ

 

文の要素
… S(主語)・V(述語動詞)・O(目的語)・C(補語)・M(修飾語)の5つ

「なんだ~!これくらい、わかってるよ~!」と思われるかもしれないが、本当に大丈夫だろうか?

念のために、次のジェフとオリヴィアのやり取り(寸劇)のどこが間違っているのかを当ててみてほしい。

He studies English every day.
 
じゃあ、ジェフくん。この文の "He" の品詞はわかるかしら?
 
主語(S)に決まってんじゃん。
 
じゃあ、 "He" の文の要素は?
 
舐めんなよ、オリヴィア先生。そいつは名詞だ!
 
おめでとう、0点よ。
 
うそん。

あなたは気が付いただろうか?

左の彼は「品詞」と「文の要素」を区別できていなかった。この文の「He」に関しては、

品詞 ⇒ 名詞(代名詞も名詞の一種)
文の要素 ⇒ 主語(S)

なのだ。

同じ「He」という言葉が、名詞であり、かつ、主語(S)でもあるので、確かに紛らわしい。

「品詞」と「文の要素」が別のものだということを理解した上で、英文法を学んで行こう。

4. 品詞の働きを少し覚える

英語の文法・英文法の基礎と勉強法-2

先ほど挙げたように、英語の品詞は全部で8つある。

これらが持つ働きを網羅的に覚えるとなると、初めは負担が大きく感じるだろう。

そこで、もしあなたが英文法の勉強を始めたばかりなら、まずは以下のような必要最低限の品詞の働きを覚えるようにしよう。

最低限知っておきたい品詞の働き

■動詞 … 自動詞と他動詞の2種類がある
■形容詞 … 名詞を修飾する/be動詞などの後ろに置く
■副詞 … 動詞・形容詞・副詞を修飾する
■前置詞 … 後ろに必ず名詞を従える
■接続詞 … (and, but, or以外は)後ろに必ずSVを従える

なぜこうした品詞のはたらきを知っておく必要があるかというと、英文法のさまざまな単元を「品詞」に置き換えて表現できるからだ。

動名詞
… 動詞の意味を持つ「名詞」

 

分詞(現在分詞・過去分詞)
… 動詞の意味を持つ「形容詞」

分詞構文
… 動詞の意味を持つ「副詞」

関係代名詞
…「接続詞」と「名詞」のはたらきを持つ言葉

関係副詞
…「接続詞」と「副詞」のはたらきを持つ言葉

関係詞節
… 大きな「形容詞」

難しい文法用語も、こうして「品詞」に置き換えて表現するとグッと馴染みやすくなる。

逆に、名詞・形容詞・副詞といった基本的な品詞のはたらきを敬遠していると、なかなか英文法が得意にならないものだ。

5. 単語一語ではなく「句」や「節」という見方を身に付ける

英語の文法・英文法の基礎と勉強法-5
「句」や「節」という概念も非常に重要だ。

"time" という語を含んだ次の3つの文を見てもらいたい。

それぞれの文は、同じ形をしているだろうか? それとも、まったく異なる形の文だろうか?

a. Happy time will come soon.
幸せな時間はすぐにやって来るだろう。

 

b. The time to change your mind is over.
考えを変えるべき時は、もう過ぎている。

c. The time when we can live on Mars will come.
火星に住むことのできる時代がやって来るだろう。

確かに、time を修飾している形容詞は、それぞれの文で大きく違っている。

aでは純粋な形容詞 happy が、bでは形容詞的用法の不定詞 “to change you mind” が、cでは関係詞節 “when we can live on Mars” が、名詞の time をそれぞれ修飾している。

ここで押さえておきたいのが、不定詞は「句」の一種で、関係詞節は「節」の一種だということだ。

… 単語二語以上のカタマリで、SVの形がないもの
… 単語二語以上のカタマリで、SVの形があるもの

ただ、大切なのは、句や節という言葉の定義ではない。それらを、まるで一つの単語であるかのように扱えるかどうかが重要だ。

ここで挙げた例で言うなら、“to change you mind” も “when we can live on Mars” も、所詮は形容詞 happy と同じだという見方ができるようになりたい。

「句」や「節」という見方が身に付けば、英文がどんなに長くなろうとも、アタフタすることはなくなるだろう。

こうした基礎を理解した上で、具体的な勉強に入る

「自動詞と他動詞の違い」「文型」「品詞のはたらき」といった英文法の基礎を押さえた上で、さらに具体的には、それぞれの文法単元(不定詞や関係詞など)をどう勉強していけばよいのだろうか?

いくつかのポイントをお伝えしよう。

1. 体系化された授業(動画)を聞く

ハリーポッターの小説と映画を比べてみるとわかるように、文章よりも動画の方が、より多くの人が楽しめる傾向にある。(小説を楽しめる人 < 映画を楽しめる人)

英文法の勉強もこれと同じで、そもそも参考書や問題集といった活字だけで英文法のすべてを身に付けようとするのは、非常に効率が悪い。

特に、参考書だと、英文法について詳しく書いてある分、逆にどこが大切なのかがわからなくなりがちだ。(そして不幸なことに、枝葉末節にこだわる「英文法マニア」が生まれてしまう。)

そこで初心者にオススメなのが、英文法の知識と考え方が体系化された動画の授業を活用することだ。学生時代にわからなかった授業も、動画なら自分のペースで繰り返し勉強できる。

今ならYouTubeなどで無料の動画授業を探すこともできるだろうし、当サイト「英語学習ボックス」でも、全31回・合計500分の動画講義を無料で視聴できる。

英文法の授業を選ぶときのポイント

英文法の授業を選択するときのポイントは、各文法単元を「文型」や「品詞」といった観点で説明しているかどうかだ。

もしもあなたが授業を受けた英語の先生が、不定詞や関係代名詞を説明するときに、「文型」や「品詞」といった言葉を使って説明しているのなら、英文法についてはその先生について行って間違いない可能性が高い。

逆に、「こういう決まりだから覚えておきましょう」「英語ではこう言うんです」というように、英語の表面を使えるだけの先生には要注意だ。先生本人が英文法をわかっていない可能性が非常に高い。

2. 「文型」や「品詞」という視点で各表現を整理する

参考書や問題集を使って英文法を勉強するときにも、必ず「文型」や「品詞」といった視点で英文を整理するようにしよう。

いくつか例を挙げると、

"make it a rule to do" は、it が形式目的語O、a rule が補語Cの第5文型(SVOC)。it = to do になっている。

分詞(現在分詞・過去分詞)と分詞構文の一番の違いは、品詞。

分詞が「形容詞」であるのに対し、分詞構文は「副詞」

なので、分詞が名詞を説明するのに対して、分詞構文は動詞を説明している。

人の感情を表す他動詞は、現在分詞(~ing)にしても「~している」という意味にはならず、「人を~させる」という意味になる。

"He is annoying." が「彼はイライラしている」ではなく「彼は人をイライラさせる」なのは、annoy が他動詞だから。

といった具合だ。

こうやって「文型」や「品詞」といった視点から学ぶことで、丸暗記ではなく理解しながら英文法を身に付けられるし、何よりも、その英文法の考え方を他の場面(読解や会話)でも応用できる。

3. 文法問題を解く場合は「なぜ?」を大切に

また、文法問題を解いて英文法の知識を確認するときには、

「なぜその答えになるのか?」
「なぜ他の選択肢ではダメなのか?」

を考えよう。

一番やってはいけないのは、「10問中7問正解できたから、7割くらいは英文法が身に付いてきたかな~」という浅はかな自己評価だ。

「答えが合っている」ということと「英文法がわかっている」ということは、必ずしもイコールではない。これは、長文読解の問題集などで「設問に答えられる」ということと「英文の内容をしっかり読めている」ということが別なのと同じだ。

文法問題を解くときには、「なぜその答えになるのか?」を文型や品詞といった視点で考えるようにしよう。

さいごに「英文法とは語順のルール」

ここでは、英文法の基礎と具体的な勉強法について解説した。ポイントは、

いきなり文法問題を解かない

5つの基礎を押さえる
・自動詞と他動詞の違いをとにかく大切に
・第5文型(SVOC)だけでも押さえる
・「品詞」と「文の要素」は別のもの
・品詞の働きを少し覚える
・「句」や「節」という見方を身に付ける

各文法単元を「文型」や「品詞」といった視点で整理する

ということだ。

これらすべてを自分でやるのが大変そうであれば、ぜひ英語学習ボックスの無料動画講義を参考にしてほしい。

きっと英文法の本質がわかるはずだ。

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