みんな暗記に頼り過ぎ!have (get) + O + 過去分詞は第5文型

英文法分詞(現在分詞・過去分詞)
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英文法を勉強していくと、「分詞」という単元で必ず出くわす表現がある。

have (get) + O + 過去分詞というものだ。

学校の授業などでは、この表現の2つの意味をよく覚えさせられたものだが、「どうしてそうなるのか?」という仕組みの部分を理解しないことには、いっこうに文法力は身に付かない。

ここでは、have (get) + O + 過去分詞の文構造を解説するとともに、英文法の勉強の方向性を示すことにしよう。

「have (get) + O + 過去分詞」の訳し方

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I had (got) my laptop repaired at the store.
私はそのお店でノートパソコンを修理してもらった。
I had (got) my cellphone stolen in the restaurant.
私はそのレストランの中で携帯電話を盗まれた。


 
この例文のように、「have (get) + O + 過去分詞」には、次の2通りの意味がある。


1. Oを~してもらう(使役?)
2. Oを~される(受け身?)


 
文法的な話に入る前に一つだけ。多くの参考書などで見かける、この「使役」「受け身」という表現はいろいろと誤解を招きやすい厄介者なので、注意しよう。

「使役」というと、どうしても「使役動詞(make, have, let)」がイメージされてしまうが、ここでのhave, getは使役動詞ではない。使役動詞というのは、一般的に、原形不定詞(toのない不定詞)を従えるmake, have, letのことだ。

※参考記事:特別扱いし過ぎてない?使役動詞のとっても簡単な話

また「受け身」という表現も、ちょっと危うい。「Oを~される」という言葉からそう呼ばれているのだろうが、前者の「Oを~してもらう」だって立派な「受け身」だ。「ノートパソコンを修理してもらった」ということは、「ノートパソコンが修理された」わけだから……。

ということで!以下のように訂正しておこう。


1. Oを~してもらう(使役利益
2. Oを~される(受け身被害


 
こういったちょっとしたところで、文法の勉強につまづかないようにしたい。

それでは続いて、どうしてこの「have (get) + O + 過去分詞」が、利益(Oを~してもらう)や被害(Oを~される)の意味になるのかを見ていこう。

「have (get) + O + 過去分詞」は、ただの第5文型

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haveやgetは第5文型SVOCを導く代表的な動詞だ。先ほどの例文2つは、どちらも補語Cの位置に過去分詞(repairedやstolen)が置かれている第5文型である。

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第5文型のO-Cの部分には、主語-述語の関係(OがCである/OがCする)があることは、これまでにも何度か述べてきた。

※参考記事:英語が苦手な人へ!第5文型SVOCを100%理解できるようになる話

第5文型SVOCでは、その「主語-述語の関係」を持ったO-Cの部分だけを、文として抜き出すとよい。簡単に練習しておくと、こういった感じだ。


I think him kind.(彼は親切だと思う。)
↓ O-Cの部分だけを抜き出すと……
He is kind.(彼は親切だ。)


 
ポイントとしては、be動詞をしっかりと補うこと。これを踏まて、「have (get) + O + 過去分詞」の文を見てみよう。


I had (got) my laptop repaired at the store.
↓ O-Cの部分だけを抜き出すと……
My laptop was repaired at the store.
私のノートパソコンはそのお店で修理された。


 
こうすると、「ノートパソコンが修理された」という文が浮かび上がり、主語の「私」にとっていいこと(利益)を表していることがわかる。


I had (got) my cellphone stolen in the restaurant.
↓ O-Cの部分だけを抜き出すと……
My cellphone was stolen in the restaurant.
私の携帯電話はそのレストランで盗まれた。


 
こちらは、「携帯電話が盗まれた」という文が浮かび上がり、主語の「私」にとってよくないこと(被害)を表していることが明確になる。

このように、「have (get) + O + 過去分詞」という表現は、第5文型というフィルターを通して考えるのが一番いい。そうすることで、文法的な視点を養いながら知識を身に付けることができる。他の第5文型の文と区別なく扱っていこう。

まとめ

いかがだっただろう。

今日お話しした「have (get) + O + 過去分詞」は、第5文型の扱い方を学ぶことのできる絶好の題材だ。

文型というフィルターを通すことで、理解しながら知識を定着させられるということが伝われば幸いだ。

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