英語の「久しぶり」を表す10フレーズ|会話集と音声でマスター

英会話
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こちらのページでは、私が公私ともにお世話になっている Hiro さんに、日常会話やビジネスシーンで頻出の「久しぶり」を表すフレーズについて、実際の会話の流れの中で教えていただきます。

Hiro さんは英語学習情報サイト「英語ぷらす」を運営されていて、15年以上に渡って累計20万人の英語学習者の悩みに答えてきた英会話エキスパートでもあるので、きっと参考になると思います。

 
それでは、Hiro さん、よろしくお願いします!
 
こちらこそ! 楽しく学んでもらえると嬉しいです。

CONTENTS

英語の「久しぶり」を表すフレーズ10選

中学校などで最初に習う「久しぶり」と言えば “Long time no see.” だと思いますが、日常会話やビジネスシーンでは、それ以外の表現もとてもよく使われます。

いくつかの表現がありますが、最初は「カジュアルさ」「フォーマルさ」に注目するよりも、「期間を表す表現」なのか「感情を表す表現」なのかに注目する方が、フレーズ自体は覚えやすいと思います。

期間に注目した「久しぶり」

まずは、long time, a while, ages といった「時間を表す名詞」を使った「久しぶり」を見ていきましょう。

期間に注目した「久しぶり」

It’s been a while.
It’s been forever.
It’s been ages.
It’s been a long time.
It’s been some time.
I haven’t seen you for a long time.

どれも「会っていなかった期間」を言葉にすることで、「久しぶり」というニュアンスを表しています。

1. It’s been a while.

A: It’s been a while. How have you been?
B: Yeah, it really has! I’ve been good, just busy with work. How about you?

A: 久しぶりだね。元気にしてた?
B: ほんと、久しぶりだね! 元気だよ、ただ仕事が忙しくて。君はどう?

※ここでの while は「時間」という意味の名詞

ちなみに、この後の表現でも出てきますが、文頭の “It’s been” は “It has been” の短縮形で、現在完了形を使ったものです。もちろん、短縮しないで “It has been” と言ってもOKです。

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2. It’s been forever.

A: It’s been forever. We really need to catch up!
B: I know! Let’s grab coffee sometime soon.

A: 本当に久しぶりだね。もっと会って話そうよ!
B: そうだね! 今度コーヒーでも飲もう。

※ここでの forever は「長い間」という意味の名詞

3. It’s been ages.

A: It’s been ages. You haven’t changed at all!
B: Really? Thanks! You still look the same too!

A: 久しぶり。ちっとも変わってないね!
B: 本当? ありがとう! 君も全然変わってないよ!

※ここでの ages は「長い間」という意味の名詞

4. It’s been a long time.

A: It’s been a long time. Do you still work at the same place?
B: No, I changed jobs last year.

A: 久しぶりだね。まだ同じところで働いてるの?
B: いや、去年転職したんだ。

5. It’s been some time.

A: It’s been some time. Have you been busy lately?
B: Yeah, work’s been crazy, but I’m managing. How about you?

A: 久しぶりだね。最近は忙しかった?
B: うん、仕事が大変だったけど、何とかやってるよ。君はどう?

ちなみに、ここでの some time は「しばらく」「少しの間」という意味の名詞です。

単語一語の副詞 sometime(未来のいつか)や sometimes(ときどき)とは違うというところを押さえておきましょう。

6. I haven’t seen you for a long time.

A: I haven’t seen you for a long time. You look great!
B: Thanks! It’s good to see you too. What’s new with you?

A: 長い間会ってなかったね。元気そうだね!
B: ありがとう! 久しぶりだね。最近どう?

感情に注目した「久しぶり」

時間を表す名詞( a while, ages, a long time など)ではなく、感情を表す形容詞や名詞( good, great, nice, a pleasure )を使って「久しぶり」というニュアンスを表すこともできます。

感情に注目した「久しぶり」

It’s great to see you again.
It’s good to see you again.
It’s nice to see you again.
It’s a pleasure to see you again.

7. It’s great to see you again.

A: It’s great to see you again. It feels like ages since we last met!
B: I know, right? We should hang out more often!

A: また会えて嬉しいよ。最後に会ったのはずいぶん前に感じるね!
B: そうだね! もっと頻繁に会おうよ!

ちなみに、この後の表現でも同じなのですが、ここでの It は形式主語と呼ばれているものです。

形式主語は会話でも文章でもよく出てくるので、余力があれば、しっかりと学んでおくのがおすすめです。

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8. It’s good to see you again.

A: It’s good to see you again. You look the same as always!
B: Thanks! You haven’t changed either. How’s everything going?

A: また会えて嬉しいよ。相変わらずだね!
B: ありがとう! 君も変わってないね。最近どう?

9. It’s nice to see you again.

A: It’s nice to see you again. How have things been?
B: Things have been good, thanks! What about you?

A: また会えて嬉しいよ。最近どうしてた?
B: 順調だよ、ありがとう! 君はどう?

10. It’s a pleasure to see you again.

A: It’s a pleasure to see you again. I’ve heard a lot about your recent success.
B: Thank you! I appreciate the kind words. It’s good to see you too.

A: またお会いできて光栄です。最近のご成功についてよく耳にします。
B: ありがとうございます! そう言っていただけて嬉しいです。こちらこそ、お会いできて嬉しいです。

補足|カジュアル・フォーマルについて

こうした「久しぶり」を表すフレーズのニュアンス(カジュアルか? フォーマルか?)が気になる人もいると思いますが、ニュアンスとは感覚的なものなので、「絶対的な決まり」があるわけでもないですし、また、一つひとつを覚えるのは大変だと思います。

そこでまずは、 “It’s a pleasure to see you again.” だけがフォーマルな「久しぶり」だと覚えておくのがおすすめです。

a pleasure(喜び)という名詞そのものが、フォーマルな文脈で好まれる言葉なので、“It’s a pleasure to see you again.” はフォーマルな印象の「久しぶり」になります。

カジュアルな「久しぶり」

It’s been a while.
It’s been forever.
It’s been ages.
It’s great to see you again.

ニュートラルな「久しぶり」

It’s been a long time.
It’s been some time.
I haven’t seen you for a long time.
It’s good to see you again.
It’s nice to see you again.

フォーマルな「久しぶり」

It’s a pleasure to see you again.

また、期間や時間を表す名詞を使った「久しぶり」については、一単語の while, foever, ages を使った表現よりも、二単語の long time や some time を使った表現の方が、比較的丁寧な印象になります。

英語に限らず日本語でもそうですが、言葉には「短い方がカジュアル・長い方がフォーマル」という一つの傾向があります。

(例えば、「よろしくお願いします」と「よろしくお願いいたします」とでは、後者がよりかしこまった印象ですよね。)

ちょっとしたことですが、こうした「久しぶり」を表すフレーズにも、その傾向が見て取れますね。

おまけ|「久しぶり」に続けるフレーズ

また、ここまでの会話集にも出てきていますが、「久しぶり」だけで会話が終わることは稀なので、最後に「久しぶり」に続けられるフレーズをまとめておきます。

「久しぶり」に続けられるフレーズ

It’s been a long time.(久しぶり。)

- How have you been?(元気にしてた?)
- You look great.(元気そうだね。)
- You haven’t changed at all.(ちっとも変わってないね。)
- You still look the same.(ちっとも変わってないね。)
- What’s new with you?(最近はどう?)
- How’s everything going?(最近はどう?)
- Have you been busy lately?(最近は忙しかった?)
- We really need to catch up.(もっと会って話そうよ。)
- We should hang out more often.(もっと会おうよ。)

 
Hiro さん、ありがとうございました! とてもわかりやすかったです。
 
こちらこそ! 英語を頑張っている皆さんのお役に立てると嬉しいです。

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