分詞の意味上の主語は2通り!この感覚を身に付けよう

英文法分詞(現在分詞・過去分詞)
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分詞の意味上の主語(名詞を修飾の場合)

意味上の主語とは、準動詞(不定詞・分詞・動名詞)が表している動作に対する主語のことで、文頭の主語Sと区別するための言葉だ。

ここでは、分詞の意味上の主語についての考え方をまとめておくので、ぜひ参考にしてもらいたい。

分詞は形容詞

まずは基本事項をサラッと確認しておこう。

分詞とは、現在分詞(a flying bird の flying など)と過去分詞(a broken toy の broken など)の総称で、動詞の意味を持った形容詞のことだ。

一般的に、形容詞には「名詞を修飾する」という働きと「補語Cになる」という働きの2つがあり、形容詞の一種である分詞もこれと同じ働きを持っている。

形容詞の2つの働き
分詞も形容詞

こういった「形容詞の働き」に照らし合わせながら分詞の意味上の主語を考えると、非常にわかりやすい。

それでは続いて、分詞の意味上の主語について見ていくことにしよう。

分詞が名詞を修飾している場合

分詞の意味上の主語(名詞を修飾の場合)

分詞が名詞を修飾している場合には、意味上の主語は「修飾されている名詞」となる。

これは、現在分詞であれ過去分詞であれ同様だ。

a flying bird(飛んでいる鳥)
⇒ 飛んでいるのは「鳥」

an exciting game(人を興奮させる試合)
⇒ 人を興奮させるのは「試合」

a rotten apple(腐ったリンゴ)
⇒ 腐ったのは「リンゴ」

spoken English(話される英語=口語の英語)
⇒ 話されるのは「英語」

なお、現在分詞には進行(~している)能動(人を~させるような)の2つの意味が、過去分詞には完了(~した)受動(~された)の2つの意味があるが、これらは「分詞の元になっている動詞が自動詞なのか他動詞なのか」によって決まってくる。

分詞の持つ意味については、詳しくは以下の記事で解説しているので、また参考にしてほしい。

参考記事:excitingは「興奮している」じゃない!?現在分詞・過去分詞の4つの意味

分詞が補語Cになっている場合

分詞の意味上の主語(補語Cの場合)

分詞が補語Cになっている場合は、意味上の主語は「文型」に従う。

分詞が第2文型SVCの補語Cになっているのなら文頭の主語Sが意味上の主語、第5文型SVOCの補語Cになっているのなら目的語Oが意味上の主語だ。

■第2文型SVCの補語Cの場合
His stories are boring.
彼の話は人を退屈させる。
⇒ 人を退屈させるのは His stories

My password was stolen.
パスワードが盗まれた。
⇒ 盗まれたのは My password

■第5文型SVOCの補語Cの場合
I found the job very boring.
私はその仕事がとても退屈だ(人を退屈させる)と気付いた。
⇒ 人を退屈させるのは the job

I heard my name called.
私は自分の名前が呼ばれるのを聞いた。
⇒ 呼ばれたのは my name

第5文型SVOCでは、OとCの間に「主語-述語の関係」があるので、その場合に分詞の意味上の主語が目的語Oとなることは、当然と言えば当然だ。

参考記事:知らなきゃヤバい!?第5文型SVOCのたった1つのポイント

さいごに

いかがだっただろう?

分詞の意味上の主語について、頭の中を整理できただろうか?

■分詞が名詞を修飾している場合
「修飾されている名詞」が意味上の主語

■分詞が補語Cになっている場合
・第2文型SVC
Sが意味上の主語
・第5文型SVOC
Oが意味上の主語

このように整理して覚えておこう。
 
 
また英語学習ボックスの動画講義では、分詞の話に限らず、英文法の基礎についてわかりやすく解説しているので、そちらもぜひ参考にしてほしい。

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