センスを感じるアメリカンジョーク10選! 読解力を楽しく伸ばそう
アメリカンジョークには、日本のお笑いのような明確な「ツッコミ」がないので、その面白さを感じ取るためには、読解力(文脈を考える力)も大切になってくる。
ここでは、厳選したアメリカンジョークを10個挙げているので、そのニュアンスや面白みを味わっていこう。
CONTENTS
1. ビジネス総会の重要性
ビジネスでの総会ってのは重要なものさ。というのも、どれほど多くの人がいなくても会社が上手く回るかを教えてくれるからね。
2. 目を瞑ってもできるさ
寝るのは得意なんだ、目を瞑ってたってできる。
so that 構文はとてもよく出てくる表現なので、興味があれば学んでおこう。
3. 時が癒してはくれるが……
時間は癒し手としては最高だけど、美容師としては最低よ。
4. タクシーを呼んでくれ!
B: Yes, sir. You are a taxi.
A:そこの人! タクシーを呼んでくれないかい?
B:わかりました、タクシーさん。
call は第4文型(SVOO)では「(人)に(車など)を呼んであげる」という意味で、第5文型(SVOC)では「OをCと呼ぶ」という意味になるが、ここではその2つの意味がすれ違っている。
5. お父さん、“idiot”って何?
Dad: An idiot is a person who tries to explain his ideas in such a strange and long way that another person who is listening to him can't understand him. Do you understand me?
Son: No.
息子:お父さん、an idiot(まぬけ)って何?
父:idiot(まぬけ)というのは、聞いている人がその人の言っていることを理解できないほどわかりにくくて長ったらしい方法で自分の考えを説明しようとする人のことだよ。わかったかい?
息子:ちっとも。
6. ステーキはいかがでしたか?
Customer: I just looked next to the mashed potatoes, and there it was!
店員:ステーキはいかがでしたか?
客:マッシュポテトの隣を見たのさ。そうしたら、そこにあった!
“How did you find ...?” は「〜はいかがでしたか?」という慣用表現だが、文字通り「どうやって〜を見つけましたか?」とも取れる。
日本のお笑いなら、店員から「そういう意味ちゃうねん!」とツッコミが入りそう。
7. 身体中が痛いんです……!
Doctor: What do you mean?
Patient: When I touch my shoulder, it really hurts. If I touch my knee - OUCH! When I touch my forehead, it really, really hurts.
Doctor: I know what's wrong with you - you've broken your finger!
患者:先生、どこを触っても痛むんです。
医者:どういうことですか?
患者:肩を触るとすごく痛いし、膝を触ると……痛い! おでこを触っても、とても痛いんです。
医者:わかりましたよ、指を怪我してるじゃあないですか!
コントというか、なぞなぞというか、そんなやり取り。
8. 素晴らしい息子
B: I guess you really do have the perfect son. How old is he?
A: He will be six months old next Wednesday.
A: 素晴らしい息子がいるんだ。タバコも吸わなければ、ウィスキーも飲まないし、帰りが遅くなることもない。
B: 本当に素晴らしい息子さんをお持ちなんですね。おいくつですか?
A: 今度の水曜日に6ヶ月だよ。
9. 石には花を
もし誰かがあなたに石を投げつけてきたなら、花を投げ返しなさい。ただし、植木鉢ごと投げるのを忘れずに。
出典:Minions
愛に溢れる名言……と思いきや、しっかりとオチがついている。
ちなみに、remember to do(忘れずに〜する)と remember doing(〜したのを覚えている)の違いは押さえておこう。
10. 結婚とは
Dad: That happens in every country, son.
息子:お父さん、これって本当? アフリカの一部の地域では、結婚するまで配偶者のことを知らないって聞いたんだけど。
父:息子よ、それはあらゆる国で起こることだ。
さいごに|文法と文脈の両方を大切に
日本語が「文脈や雰囲気」を重要視しているのに対して、英語は「言葉そのもの」を大切にする言語だ。だからこそ、英文法(語順のルール)への理解は欠かせない。
とはいえ、文脈や雰囲気がどうでもいいというわけではないので、そこはバランスよく学んでいこう。
このページでの体験が、あなたの読解力(文脈を考える力)を整える機会になっていると幸いだ。
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