“should have 過去分詞” の意味と使い方|実は仮定法【例文満載】
“should have 過去分詞” は「〜すべきだった」「〜したらよかった」という意味の動詞Vで、「やらなかったこと」への後悔や批判などを表す表現だ。
ここでは、“should have 過去分詞” が仮定法過去完了の一種だということにも触れながら、“should have 過去分詞” の意味と使い方を学んでいこう。
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“should have 過去分詞” の意味
“should have 過去分詞” は「〜すべきだった」「〜したらよかった」という意味の動詞Vで、「やらなかったこと」への後悔や批判などを表す表現だ。
may have 過去分詞(〜したかもしれない)や must have 過去分詞(〜したに違いない)と同じように、should have 過去分詞(〜すべきだった)も「過去のこと」を表す形だ。
なぜ「 have + 過去分詞」を使うのか?
助動詞を使って「過去のこと」を表す場合、should did や should was と表現できればわかりやすいのだが、英語では助動詞の後ろには「動詞の原形」を続けるのが原則だ。
そこで、動詞の過去形( did や was )の代わりに、過去のニュアンスを含んだ have + 過去分詞( have done や have been )が助動詞の後ろに続くというわけだ。
↓ 助動詞の後ろは「動詞の原形」なので……
○ We should have taken a different route to avoid the traffic.
(別の道を通ればよかった、渋滞を避けるために。)
なお、こうした助動詞の後ろに続く「 have + 過去分詞」は、あくまでも動詞の過去形( did や was )の代わりのようなものだ。見た目は「 have + 過去分詞」だが、現在完了形のニュアンス(〜したので今は……)が含まれるとは限らないので、気を付けよう。
“should have 過去分詞” の例文
“should have 過去分詞(〜すべきだった)” が「やらなかったこと」への後悔や批判を表すということを踏まえて、いくつかの例文を見てみよう。
(もっと早めに出発の準備をしたらよかった。)
(あなたは家を出る前に電気を消すべきだった。)
(傘を持ってくればよかった。雨が降ってきた。)
否定形 “should not have 過去分詞” の例文
なお、否定形の “should not have 過去分詞” は「〜すべきじゃなかった」「〜しなければよかった」という意味で、「やったこと」への後悔や批判などを表すことになる。
(そんな失礼なこと、彼女に言うべきじゃなかったのに。)
(ユーチューブを見て夜更かししなければよかった。)
(あなたはそんな衝動買いに貯金すべてをつぎ込むべきじゃなかったのに。)
補足|実は仮定法過去完了の一種
なお、“should have 過去分詞(〜すべきだった)” は「過去の事実に反すること」を表しているので、仮定法過去完了の一種だと考えることもできる。
仮定法過去完了の一種
We should have prepared earlier for the departure.
(もっと早めに出発の準備をしたらよかった。)
想像:早めに準備をする
事実:早めに準備をしていない
仮定法では「助動詞の過去形」を使って「現実との距離」を表すことが多いが、“should have 過去分詞” でも shall の過去形である should を使うことによって、「事実に反する」というニュアンスが表されている。
仮定法過去完了について、詳しくは以下のページで学んでおこう。
さいごに|英文法をマスターしたいあなたへ
ここでは、“should have 過去分詞” の意味や使い方を学んだが、英文法(語順のルール)は読解力や表現力の土台になるものだ。
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