センスが上がる!in order to の意味と使い方| so as to との3つの違い

英文法不定詞
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in order to は「~するために」という意味の表現で、文章でも会話でもよく出てくるものだ。

ここでは、in order to の基本的な使い方に加えて、同じ意味を持つ so as to との違いについても見てみよう。

この記事を読んで得られること

  • in order to のリアルな使い方がわかる
  • 不定詞の基礎を確認できる
  • so as to との違いがわかる

CONTENTS

まずは例文で確認! in order to のリアルな使い方

具体的な説明に入る前に、まずは in order to という表現を実際にはどう使うのか、身近な例文で見てみよう。

参考書などに載っているようなお堅い例文ではなく、あなたが実際に表現する機会がありそうな例文を用意したので、これだけでも勉強になると思う。

※聞き取りに慣れるよう、音声はループ再生されるようにしてあります。

Make sure to take at least six hours of sleep every day in order to maintain a healthy skin.


健康な肌を保つためには毎日最低6時間の睡眠を取ることよ。

You should refer to the "frequently asked questions" in order to be able to respond smoothly.


スムーズに答えられるように、よくある質問には目を通しておくことね。

Don't let kids go out alone after dark in order for them to stay safe.


安全のため、日が落ちたら子供たちを一人で外出させないこと。

Let's create a group chat in order for all of us to keep updated.


私たち全員が常に情報を共有できるように、グループチャットを作ろうよ。

All my family started to learn English in order to host an American student from next month.


来月アメリカからの学生をホストファミリーとして受け入れるために、家族で英語を習い始めたんです。

Give her some money in order for her to be able to take a taxi if she gets lost.


迷ったときはタクシーに乗れるようにいくらかお金を渡してあげてね。

Stay online with your PC in order not to miss the new posts.


新たな投稿を見逃さないよう、パソコンをオンラインにしておきなさい。

The teacher was not present at the meeting in order not to intervene in our free discussion.


私たちが自由に討論できるよう、先生はミーティングに来なかったんですよ。

I didn't bring my credit card in order not to make any purchase today.


今日は何も買物しないよう、クレジットカードは持って来てないよ。

Please listen carefully in order not to make the same mistake again.


同じ間違いをしないよう、しっかり聞いててくださいね。

in order to のリアルな使い方がわかったところで、続いてはもう少し具体的な説明に入っていこう。

in order to は、副詞的用法の不定詞に in order が添えられたもの

「~するために」という意味を表す表現として、もっとも有名なのは副詞的用法の不定詞だろう。

わざわざ in order to を使わなくても、副詞的用法の不定詞を使えば「~するために」という意味を表すことはできる。

To get something, you have to give something.
何かを得るためには、何かを与えなければならない。

ただ、副詞的用法の不定詞にはちょっとした弱点がある。それは、「~するために」という意味以外にも、いくつかの用法があることだ。

副詞的用法の不定詞・6つの意味

1. 目的(~するために)
To get something, you have to give something.
何かを得るためには、何かを与えなければならない。

2. 感情の原因(~して…に感じる)
I’m so glad to have you in my life.
君がいてくれて嬉しいよ。

3. 判断の根拠(~するとは…だ)
I was so careless to leave my wallet at the bicycle basket.
自転車のカゴに財布を忘れるとは不注意だった。

4. 起こった結果(そして~した)
She lived to be ninety.
彼女は90歳まで生きた(生きて90歳になった)。

5. 条件(~するならば)
To hear him talk, you would take him for a foreigner.
彼が話すのを聞くと、あなたは彼が外国人だと思うだろう。

6. 程度(~するほど)/形容詞や副詞を修飾する場合
Her skirt is long enough to reach the floor.
彼女のスカートは床に着くほど長い。

こうした他の意味との違いをハッキリさせるために、副詞的用法の不定詞を目的(~するために)の意味で使う場合には、しばしば in order が添えられる。

In order to get something, you have to give something.
何かを得るためには、何かを与えなければならない。

in order という前置詞句は元々は「順序良く」「きちんと」という意味だ。それが転じて「目的に向かってしっかりと」というニュアンスを与えている。

このように、in order to は「副詞的用法の不定詞に in order が添えられた表現」だということを押さえておこう。これは in order to の使い方への理解にも繋がる重要なポイントだ。

in order to の使い方

実際に in order to を使う場合には、次の3点に注意しよう。

1. 意味上の主語は for + A で表す

in order to の意味上の主語が文頭の主語と異なる場合には、for + A という形を to の直前に添えて意味上の主語を表そう。

I have to pinch him in order for him to wake up.(○)
I have to pinch him for him in order to wake up.(×)
彼が起きるように、つねってやらなくちゃ。

これは、一般の不定詞の意味上の主語の表し方と同じだ。

「in order to で一つのカタマリだ!」という丸暗記をしてしまっていると、意味上の主語の置き場に困ってしまうので注意したい。

意味上の主語とは?

なお「意味上の主語」とは、不定詞・分詞・動名詞が持っている動詞の意味に対する主語のことだ。

単に「主語」と言ってしまうと「その文の文頭の主語」との区別がつきにくいので、一般的にこのような言い方をしている。

2. 否定的な意味の場合には in order not to

in order to を使って「~しないために」という否定的な意味を表現したい場合には、to の直前に not を置く。

I wrote down her phone number in order not to forget it.(○)
I wrote down her phone number not in order to forget it.(×)
I wrote down her phone number in order to not forget it.(×)

この not の位置も、一般の不定詞のときと同じだ。

不定詞が表す動作を否定するなら、to の直前に not を置く

I guess (that) it is important not to let the job become your life.
仕事が人生になってしまわないようにするのが重要だと思う。

「不定詞が表す動作を否定するなら、to の直前に not を置く」という基本を、in order to を使うときも大切にしよう。

3. 文頭でも文中でも使える

また、in order to は文頭でも文中でも使うことができる柔軟な表現だ。

I got up early today in order to cook lunch box for my boyfriend.
In order to cook lunch box for my boyfriend, I got up early today.
彼氏にお弁当を作ってあげるために、今日は早く起きたんだ。

in order to と so as to の3つの違い

in order to と同じような意味の表現として、so as to も有名だ。

※ご参考:重要表現 so as to の2つの意味と使い方

in order to が so as to と違うのは、次の3点だ。

1. ニュアンス(硬い・柔らかい)が違う

in order to と so as to のわかりやすい違いは、そのニュアンスだ。

in order to が比較的カジュアルであるのに対して、so as to はフォーマルな印象を与える表現だ。

2. 置ける位置が違う

また、in order to の方が、so as to よりも置く位置が自由だ。

so as to は文頭で使うことができない。

You must be willing to experience failure in order to succeed.(○)
In order to succeed, you must be willing to experience failure.(○)
You must be willing to experience failure so as to succeed.(○)
So as to succeed, you must be willing to experience failure.(×)
成功するためには、失敗を経験しようとしないといけない。

3. 意味上の主語の表し方が違う

in order to と so as to の違いでもっとも重要なのは、意味上の主語の表し方の違いだ。

先ほどの説明と少し重なるが、副詞的用法の不定詞が幹となっている in order to では、to の直前に for + A を添えることで、その文の主語とは違う主語を意味上の主語にできた。

I have to pinch him in order for him to wake up.(○)
彼が起きるように、つねってやらなくちゃ。

この文の主語:私(I)
in order to の意味上の主語:彼(he)

これに対して、so as to では to の直前に for + A を置くことができない。

I have to pinch him so as for him to wake up.(×)

so as to には for + A を添えられないため、so as to では決まってその文の主語が意味上の主語になる。

I removed my post so as to avoid being misunderstood.
私は誤解を避けるために投稿を削除した。

この文の主語:私(I)
so as to の意味上の主語:私(I)

ちなみに、なぜ so as to では to の直前に for + A を置けないかと言うと、as が接続詞だからだ。

詳しくは以下のページで解説しているので、興味があれば学びを深めてほしい。

※ご参考:重要表現 so as to の2つの意味と使い方
なぜ、so as to では for + A を使えないのか?

さいごに

一見、イディオムのように思える in order to の正体は、「副詞的用法の不定詞に in order が添えられたもの」というシンプルなものだ。

in order to の使い方としては、

・意味上の主語(for + A)は to の直前に置く
・否定語(not)は to の直前に置く
・文頭でも文中でも使える

という3つを押さえておけば十分だ。

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