現在分詞かと思ったぜ!用途・目的を表す動名詞doingとは?

英文法動名詞分詞(現在分詞・過去分詞)
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用途・目的を表す動名詞-3

動名詞は普通、「~する(という)こと」と訳される動作を表す名詞だ。

ところが中には、smoking room(タバコを吸うための部屋)や washing machine(洗うための機械)などのように、形容詞っぽい働きをする動名詞もいくつかある。

そして、揺るぎない文法力を身に付けるためには、こういったものを単なる例外として丸暗記しないことが大切だ。

ここでは、動名詞の基本について確認した上で、どうして smoking room や washing machine が例外的なものだと言えるのか、その理由について100%理解してもらえるようにして行こう。

動名詞は、後ろの名詞が「目的語」

用途・目的を表す動名詞-1

自動詞の動名詞は目的語Oを必要としないので、ここでは割愛しよう。

文法的な視点を養うために注目すべきは、やはり他動詞の動名詞だ。

他動詞の動名詞は、一般の他動詞と同様に、その後ろに目的語Oが置かれる。

 
I’m really into making cakes.
 
ケーキを作るのにはまってるの。
※cakesがmakingの目的語O。

英語にはさまざまな文構造があるので一概には言えないが、ここでは簡単に、動名詞の後ろの名詞は目的語Oだと押さえておこう。

現在分詞は、後ろの名詞が「主語」

用途・目的を表す動名詞-2

動名詞と同じように「doing」という姿をしたものに、現在分詞と呼ばれるものもある。

現在分詞について、詳しくは以下の記事を参考にしていただくとして、ここでは現在分詞が修飾する名詞は現在分詞の(意味上の)主語Sだということを押さえておこう。


a flying bird(飛んでいる鳥)
※bird(鳥)「が」飛ぶ
 
an exciting game(人を興奮させる試合)
※game(試合)「が」人を興奮させる
 
※参考記事:excitingは「興奮している」じゃない!?現在分詞・過去分詞の4つの意味


 
ここまでで、私がいったい何を言いたかったのかおわかりだろうか?

同じ「doing+名詞」という形だったとしても、doingが動名詞なのか現在分詞なのかによって、後ろの名詞の働きが大きく変わってくるということを、まずはしっかりとお伝えしておきたかったわけだ。

動名詞は、後ろの名詞が「目的語」
現在分詞は、後ろの名詞が「主語」

かなりシンプルにまとめてはいるが、動名詞や現在分詞の訳し方だけではなく、こういった「主語」「目的語」という視点を持つようにしてほしい。

だから例外!用途・目的を表す動名詞

用途・目的を表す動名詞-3

それでは本題の washing machine を見てみよう。

washing machine は「洗濯機」ということだが、これまでの話を踏まえるとある違和感を感じないだろうか?

名詞 machine だが、これは washing の主語にも目的語にもなっていない。 machine(機械)「が」wash するわけでもなければ、machine(機械)「を」wash するわけでもないのだ。

そうすると、この washing は「現在分詞でも動名詞でもない…」という、何とも曖昧な結論となってしまうのだが、一応これは動名詞側に分類されている。

ただここは、単に「~すること」と訳しては意味が通らない。一工夫加えて、「~することを目的とした」「~するための」と訳すようにしよう。


washing machine
洗っている機械(×)
洗うこと機械(×)
洗うことを目的とした機械(○)
洗うための機械(○)


 
他にも、smoking room(タバコを吸うための部屋/喫煙ルーム)や sleeping car(寝るための車両/寝台車)などが、同じような例として挙げられる。

さいごに

いかがだっただろう。用途や目的を表す動名詞は、決してその「訳し方」だけが例外的なわけではない。

確かに動名詞ではあるが、後ろに置かれる名詞が目的語Oではないという点が、例外的なのだ。

どの単元でもそうだが、表現の意味を個別に覚えるだけではなく、英文法の基本的なルールと照らし合わせて理解を進めよう。

そうすることで、初めて英文法に自信を持つことができるようになるはずだ。

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