【例文満載】not only A but also B の意味と使い方|also は省略可
not only A but also B(AだけでなくBも)は一種の強調表現で、Aを肯定した上でBを強調するものだ。
ここでは、Aを否定した上でBを強調する not A but B(AではなくB)との違いにも気を付けながら、not only A but also B の使い方を学んでいこう。
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not only A but also B の例文
not only A but also B(AだけでなくBも)の but は等位接続詞なので、AとBには同じ品詞を続けよう。
また、カジュアルな気持ちや文脈であれば、also(また)は省略しても大丈夫だが、その場合には、よりBを強調した印象になる。
AとBが名詞
(彼女は医者というだけでなく研究者でもある。)
(その建物には博物館だけでなく図書館もある。)
AとBが形容詞
(そのケーキは美味しいだけでなく見た目も美しい。)
(その庭は大きいだけでなく色鮮やかだった。)
AとBが副詞
(彼は早いだけではなく正確にその計画を終わらせた。)
(彼女は美しいだけでなく情熱的に歌う。)
AとBが動詞
(彼らは歌えるだけではなく踊ることもできる。)
(私たちはコードを書くだけでなく、それらをテストします。)
AとBが前置詞句(副詞句)
(私は会社だけでなく自宅でも働く。)
(そのレストランは美味しい食事だけでなく良い眺めでも有名だ。)
not A but B との違い
not only A but also B(AだけでなくBも)がAを肯定した上でBを強調する表現なのに対して、not A but B(AではなくB)はAを否定した上でBを強調する表現だ。
not A but B(AではなくB)について、詳しくは以下のページで学んでおこう。
注意|also の省略がされた場合
先ほども触れたように、not only A but also B(AだけでなくBも)の also は省略されることもある。
さらには、副詞 only が同じ意味の just, merely, simply(単に)になることもあり、その場合には not A but B(AではなくB)だと勘違いしやすいので、注意が必要だ。
(AだけでなくBも)
↓ also が省略され、only が just, merely, simply になると……
not just A but B
not merely A but B
not simply A but B
(AだけでなくBも)
→ not A but B(AではなくB)ではない
not only A but also B の言い換え
not only A but also B の言い換え(類似表現)としては、
1. and(また、かつ)
2. as well as(〜と同様に)
の2つを押さえておこう。
1. and(また、かつ)
not only A but also B(AだけでなくBも)のような強調のニュアンスはなくなるが、もっともわかりやすいのは and を使った言い換えだ。
≒ She is a doctor and a researcher.
(彼女は医者でもあり研究者でもある。)
これを押さえておくと、AとBの両方を肯定しているという not only A but also B(AだけでなくBも)のニュアンスを掴みやすくなる。
2. as well as(〜と同様に)
また、not only A but also B(AだけでなくBも)は、対比を表す大きな接続詞 as well as(〜と同様に)を使って言い換えることもできるが、この場合には、AとBが反転するので気を付けよう。
= She is a researcher as well as a doctor.
(彼女は研究者だ、医者であるのと同様にね。)
さいごに|英文法では品詞を大切に
ここでは not only A but also B(AだけでなくBも)の意味と使い方を学んだが、この表現に限らず、品詞に注目しながら学ぶと、英語の理解や表現がより正確になる。
英文法(語順のルール)を学ぶ上では、自動詞と他動詞の違いなど、品詞に注目していこう。