分詞は「動詞の意味を持った形容詞」の一種

英文法分詞(現在分詞・過去分詞)
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分詞は形容詞

英文法をものにする上で、分詞(現在分詞と過去分詞の総称)を理解できるかどうかは大きな分かれ道だ。

分詞が苦手で英文法の勉強が止まってしまった……という人も多いだろう。

そこでここでは、分詞についての基本的な概念を押さえておこう。

CONTENTS

「分詞」は品詞名ではない

8つの品詞

品詞ではないもの

まずは大前提として、「分詞」という言葉は品詞の一種ではないということを知っておきたい。

英文法で出てくる言葉には、語尾に「~詞」という漢字が付いているものがたくさんあるが、それが「品詞か?品詞ではないのか?」を整理しておくことは重要だ。

分詞の他に、不定詞・動名詞・関係詞・疑問詞という言葉も品詞を指しているわけではないので、一緒に押さえておこう。

分詞は「動詞の意味を持った形容詞」の一種

分詞は形容詞

分詞は「動詞の意味を持った形容詞」の一種だ。

下の簡単な例を見てもらえれば、きっとその感覚がわかるだろう。

形容詞には、名詞を修飾する働きと補語Cになる働きがあるが、分詞(現在分詞と過去分詞)もこれと同じように働く。

■分詞は形容詞と同じように、名詞を修飾する

a blue bird
青い ⇒ 鳥
※形容詞 blue がbird を修飾している

a flying bird
飛んでいる ⇒ 鳥
※現在分詞 flying が bird を修飾している

an injured bird
傷付けられた ⇒ 鳥
※過去分詞 injured が bird を修飾している

■分詞は形容詞と同じように、補語Cになる

She is beautiful.
彼女は美しい。
※形容詞 beautiful が補語Cになっている

She is smiling.
彼女は笑っている。
※現在分詞 smiling が補語Cになっている

She is bored.
彼女は退屈されられている。
※過去分詞 bored が補語Cになっている

このように、動詞の意味を添えて名詞を説明する場合に用いるのが分詞(現在分詞や過去分詞)というわけだ。

さいごに

確かに「分詞が苦手なんだよ~」という人は多いと思う。

けれども、今回ここで整理したように、分詞は所詮、形容詞だ。

これを前提に分詞の勉強を進めて行くと非常に理解しやすいので、ぜひ覚えておいてもらいたい。

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