どうして関係副詞を使うの?4つの関係副詞の基礎と考え方

英文法関係詞
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4つの関係副詞の基礎と考え方-2

「関係代名詞までは何とかわかるけど、さすがに関係副詞はちょっとカンベンしてほしい…」

こんな風に及び腰になっている人も多いのではないだろうか。確かに、苦手意識を持つ人が多い関係副詞だが、ある一点さえ押さえてしまえば、ビックリするほど簡単にものにすることができる。

このページを丁寧にスクロールして、関係副詞に対する絶対的な自信を手に入れてほしい。

「副詞」という品詞を意識することが、何よりも重要

4つの関係副詞の基礎と考え方-1
まずはここ。品詞の話を抜きにして、関係副詞を語ることはできない。

副詞のもっとも大きな働きは、動詞を修飾するというものだ。


I often go there.
そこへよく行きます。
I didn’t know that then.
そのとき、そのことを知らなかった。


 
「名詞」なんじゃないかと勘違いされやすい there や then だが、これらはしっかりと動詞を修飾している。there や then は「副詞」なんだという意識を持とう。

また英語には、単語一語の副詞とは別に、「副詞句」と呼ばれるものも存在する。


I’m meeting him at the cafe.
私はカフェで彼に会う予定だ。
I was with her at the time.
私はそのとき彼女と一緒にいた。


 
上に示したような「前置詞+名詞」というカタマリは、副詞句の代表的なもの。at the cade(そのカフェで)や at the time (そのときに)は、それぞれ動詞を修飾している。こういったものも、副詞の一種として認識しておこう。

なお、「句」という言葉に馴染みのない人は、以下の記事を参考にしてほしい。

※参考記事:前置詞・接続詞から学ぶ、句・節という概念

関係副詞は、先行詞を「副詞」として登場させたいときに使う

4つの関係副詞の基礎と考え方-2
関係詞(関係代名詞や関係副詞など)から始まるSVのカタマリを「関係詞節」と呼び、その関係詞節に修飾されている名詞を「先行詞」と呼ぶ。


■ which ~ for が「関係詞節」、company が「先行詞」
The company which I worked for is now closed down.
私が働いていた会社は、現在は廃業している。
 
■ where 以降が「関係詞節」、restaurant が「先行詞」
This is the restaurant where I first met him.
ここは私が初めて彼に会ったレストランだ。


 
さて、どういうタイミングで関係副詞を使うのかというと、関係詞節の中で先行詞を「副詞」として登場させたい場合だ。

例えば、「ここは私が初めて彼に会ったレストランだ」という表現を考えてみよう。

 
「ここは私が初めて彼に会ったレストランだ。」

これを、わざわざ砕けた言い方に変えてみよう。

 
「 ここはね、レストランなんだけど、ここで私は初めて彼に出会ったの!」
 
こうすると、先行詞に対する説明の部分、つまり、関係詞節の中で、「レストラン」という語を副詞として扱っているのがよくわかる。「ここで」は「出会った」を修飾しているのだから、副詞だ。

こういったときに関係副詞を使い、先ほどのように表現する。


This is the restaurant where I first met him.
ここは私が初めて彼に会ったレストランだ。
(ここはね、レストランなんだけど、ここで私は初めて彼に出会ったの!)


 

「2つのSV」から考えるのもアリ!

少々感覚的な説明を先行させたが、多くの参考書にあるように、2つのSV構造を元に関係副詞を考えるのもとても有効だ。

関係副詞は副詞や副詞句が姿を変えたもので、2つの文を繋ぐ働きを持っている。

例えば、「ここはそのレストランだ」と「ここで初めて彼に出会った」を繋いで、「ここは私が初めて彼に出会ったレストランだ」という表現をすることができる。


This is the restaurant. + I first met him here.
⇒ This is the restaurant where I first met him.
※副詞 here が、関係副詞 where に姿を変えた。
 
This is the restaurant. + I first met him at the restaurant.
⇒ This is the restaurant where I first met him.
※副詞句 at the restaurant が、関係副詞 where に姿を変えた。


 
ここでもやはり、関係詞を扱う上で「品詞」という視点が欠かせないことがわかるだろう。

なお、関係代名詞と関係副詞の違いについては、以下の記事でより詳しく説明しているので、参考にしてほしい。

※参考記事:関係代名詞・関係副詞の違いをマスターする3つのポイント

最低でもこれだけは!4つの関係副詞

「関係詞節の中で先行詞を副詞として登場させる」
「関係副詞は、副詞や副詞句が姿を変えたもの」

こういった関係副詞の本質を押さえた上で、4種類の関係副詞それぞれについて学ぶのが得策だ。

1. 関係副詞when

4つの関係副詞の基礎と考え方-3
「時」を表す副詞・副詞句は、関係副詞 when に姿を変え、関係詞節の中で副詞として働く。


The exact time is not made clear. + He left his house then.
⇒ The exact time when he left his house is not made clear.
彼が家を出た正確な時間は、まだハッキリしていない。
 
The night seemed so long. + We decided to break up on the night.
⇒ The night when we decided to break up seemed so long.
別れを決めた夜は、とても長く感じられた。


 
※先行詞が「時」を表す名詞だからという理由で、関係副詞 when を用いているわけではない。あくまで、副詞・副詞句が関係副詞 when になっているだけだ。

2. 関係副詞where

4つの関係副詞の基礎と考え方-4
「場所」を表す副詞・副詞句は、関係副詞whereに姿を変え、関係詞節の中で副詞として働く。


This is the park. + Children can play safely here.
⇒ This is the park where children can play safely.
ここは子供たちが安全に遊ぶことのできる公園だ。
 
The hall is here around. + The lecture is to be held in the hall.
⇒ The hall where the lecture is to be held is here around.
その講演会が行われる会場は、この辺りだ。


 
※先行詞が「場所」を表す名詞だからという理由で、関係副詞 where を用いているわけではない。あくまで、副詞・副詞句が関係副詞 where になっているだけだ。

3. 関係副詞why

4つの関係副詞の基礎と考え方-5
「原因・理由」を表す副詞は、副詞句 for the reason のみだ。これが関係副詞 why に姿を変え、関係詞節の中で副詞として働く。


Do you know the reason? + She is so angry for the reason.
⇒ Do you know the reason why she is so angry?
彼女がそんなにも怒っている理由を知っていますか?


 
※先行詞が「reason」だからという理由で、関係副詞 why を用いているわけではない。あくまで、副詞句が関係副詞 why になっているだけだ。

4. 関係副詞how

4つの関係副詞の基礎と考え方-6
「方法・手段」を表す副詞は、副詞句 in the way のみだ。これが関係副詞 how に姿を変え、関係詞節の中で副詞として働く。


This is the way. + He succeeded in life in the way.
⇒ This is the way how he succeeded in life.
これが彼が人生で成功した方法だ。


 
注意すべきは、先行詞 the way と関係副詞 how は、絶対に同時には用いないということ。必ずどちらか一方が省略される。

※先行詞が「way」だからという理由で、関係副詞 how を用いているわけではない。あくまで、副詞句が関係副詞 how になっているだけだ。

さいごに

今回の話でもっとも重要だったのは、

「関係詞節の中で先行詞を副詞として登場させる」
「関係副詞は、副詞や副詞句が姿を変えたもの」

こういった点だ。

文法の基礎である「品詞」というフィルターをほんの少し通すだけで、理解が大幅に進むということを体感してもらえたなら幸いだ。

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