“must have 過去分詞” の意味と使い方【例文満載】
“must have 過去分詞(〜したに違いない)” は過去のことを推量する動詞Vで、強い推量を表す must(〜するに違いない)を使ったものだ。
ここでは、実用的な例文をとして、“must have 過去分詞” の意味と使い方を学んでいこう。
“must have 過去分詞” の意味
助動詞の must には、義務(〜しなければならない)や強い推量(〜するに違いない)の意味があるが、“must have 過去分詞” の must は強い推量の must だ。
そのため、“must have 過去分詞” は「〜したに違いない」という意味になる。
なお、must の基本的な意味については、以下のページで確認しておこう。
なぜ「 have + 過去分詞」を使うのか?
なお、助動詞を使って「過去のこと」を表す場合、must did や must was と表現できればわかりやすいのだが、英語では助動詞の後ろには「動詞の原形」を続けるのが原則だ。
そこで、動詞の過去形( did や was )の代わりに、過去のニュアンスを含んだ have + 過去分詞( have done や have been )が助動詞の後ろに続くというわけだ。
↓ 助動詞の後ろは「動詞の原形」なので……
○ He must have taken a different route to avoid the traffic.
彼は渋滞を避けるために別の道を通ったに違いない。
なお、こうした助動詞の後ろに続く「 have + 過去分詞」は、あくまでも動詞の過去形( did や was )の代わりのようなものだ。見た目は「 have + 過去分詞」だが、現在完了形のニュアンス(〜したので今は……)が含まれるとは限らないので、気を付けよう。
“must have 過去分詞” の例文
“must have 過去分詞(〜したに違いない)” が過去のことを推量する動詞Vだということを踏まえて、いくつかの例文を見てみよう。
鍵を置き忘れたに違いない。どこにも見当たらないや。
彼は道を間違ったに違いない、まだ到着していないからさ。
私たちの外出中にネコが花瓶を倒したに違いない。
彼女の演奏からして、たくさん練習したに違いない。
今朝のスッキリした様子からすると、あなたはきっとよく寝たんだね。
さいごに|英文法をマスターしたいあなたへ
ここでは、“must have 過去分詞” の意味や使い方を学んだが、英文法(語順のルール)は読解力や表現力の土台になるものだ。
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