こんなに簡単! during と while の違い【例文・音声満載】
during と while はどちらも期間(〜の間)を表す言葉だが、during は前置詞なので、後ろには「名詞」が続く。それに対して、while は接続詞なので、後ろには「SV」が続く。
ここでは、それぞれの品詞の違いに注目しながら、during と while の使い方を学んでいこう。
また、前置詞の for(〜間)との違いも必見だ。
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during は前置詞|後ろは名詞
during(〜の間)は前置詞なので、後ろには具体的な出来事を表す「名詞」を続けよう。
(昨晩、嵐の間に停電した。)
(私たちはパリでの休暇の間、博物館をいくつか訪れた。)
(フライト中は携帯電話サービスはございません。)
during と for の違い
なお、前置詞の for も期間を表せるが、for two days(2日間)などからもわかるように、for の後ろには「数字」が続く。
(私は毎日30分、英語を勉強している。)
(1時間半もバスを待ってるよ!)
(彼らは2日間、六甲へキャンプに行った。)
これに対して、先ほども見たように、during の後ろには「具体的な出来事( storm / vacation / party など)」が続く。
日本語のイメージと関連させるなら、期間を表す for は「〜間(かん)」に近い。for our vacation が不自然なのは、休暇間(きゅうかかん)という言い方が不自然なのと同じだ。改めて、for の後ろには「数字」が続くということを押さえておこう。
while は接続詞|後ろはSV
while(〜する間に)は接続詞なので、後ろには「SV」を続けよう。
(シャワーを浴びている間に、電話が鳴った。)
(子供たちが外で遊んでいる間、彼女は夕食を作った。)
(彼女がリビングを掃除する間、私は洗濯物を畳んだ。)
なお、while(〜する間に)の後ろは進行形になりやすいが、必ずしもそうとは限らない。「進行形にすると躍動感が増す」くらいで押さえておこう。
while の後ろの「 S + be 」は省略可
また、while に限った話ではないが、接続詞の後ろの「 S + be 」は、主語Sが「その文の主語S」と同じなら省略できる。
(彼は電車で通勤している間、いつも本を読んでいます。)
(彼女は公園をジョギングするときに音楽を聴くのが好きだ。)
(彼は早朝の瞑想中に心の平穏を感じた。)
このように、while の直後に -ing が続くこともあるが、それはあくまでも見かけ上だ。実際には「 S + be 」が隠れているので、やはり while は接続詞だと押さえておこう。
さいごに|英文法は「品詞」に注目して学ぼう
during と while の違いに限らず、英文法(語順のルール)は「品詞」に注目しながら学んでいこう。そうすれば、読解力や表現力に繋がる文法力が伸びていきやすい。