【初心者必見】前置詞・接続詞から学ぶ、句・節という概念

英文法英文法の基礎
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前回、英文法の基礎として、動詞・形容詞・副詞という3つの品詞について基本的なことをお話しした。

参考:英語の基礎として欠かせない「3つの品詞」について

今日はその続きとして、「前置詞」と「接続詞」についてお話ししよう。英文をスムーズに読み進める際に必要な「句」「節」というとても大切な概念を得られる内容なので、しっかりと読み進めてほしい。

 前置詞は「句」で捉える

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「前置詞三年、冠詞八年」と言われるように、我々日本人が、前置詞や冠詞の正しい「感覚」を身につけるためには相当の年数を要する。けれども、そのような「感覚」という曖昧なものを求めるのは、いったん後回しにしてしまおう。前置詞で最優先すべきは、「前置詞句」というカタマリを捉えることだ。

The baby in the cradle is very pretty.
ゆりかごの中の赤ちゃんはとてもカワイイ。
Our baby is sleeping in the cradle.
私たちの赤ちゃんはゆりかごの中で寝ている。

前置詞、つまり「前に置く詞(ことば)」というからには、必ず後ろに何かがやって来る。キミもきっと気付いているだろうが、前置詞の後ろには必ず名詞がやって来るのだ。実はこの「必ず」というところがポイントで、「必ず後ろに名詞がやって来るんだから、もう一つのカタマリと見てしまおう!」というわけだ。

上の例では「in + the cradle」を1つのカタマリだと見てしまおう。このような単語二語以上のカタマリのうち、SV構造がそこに含まれていないものを一般的に「句」と呼ぶので、よく覚えておいてほしい。今回の「in + the cradle」は、「句」の中でも、前置詞が作っている句だから「前置詞句」と呼ぶ。

ところで、先ほどの2つの例文の前置詞句だが、ある違いがあることに気付かれただろうか?1つ目の「in the cradle」は「ゆりかごの中の ⇒ 赤ちゃん」というように名詞を修飾していた。これは形容詞と同じ働きだ。一方、同じ「in the cradle」でも2つ目のものは「ゆりかごの中で ⇒ 寝ている」というように動詞を修飾している。こちらは副詞の働きをしている。

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前置詞で意識すべきこと。それは、前置詞句というカタマリで捉え、それが「形容詞句(大きな形容詞)」「副詞句(大きな副詞)」のどちらなのかを毎回毎回確認することだ。

 接続詞は「節」で捉える

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接続詞には「等位接続詞」「従位接続詞」の2種類がある。

等位接続詞…and, but, or(または/すなわち), so(そして), for(なぜならば)
従位接続詞…必ず後ろにSV構造を従える、上記以外の接続詞

ここでは文法的センスを養うために、従位接続詞に関連する話をしよう。次の3つの文を見てほしい。

We often feel that others are superior to us.
私たちはよく他人が自分よりも優れていると感じる。
Jugaad is a word which we are little familiar with.
ジュガールという言葉は、私たちがほとんど馴染みのない言葉だ。
If you are really to succeed, you must persevere.
もし本当に成功したいのであれば、辛抱しなくちゃいけない。

例文の中には見慣れない表現もあるかもしれないが、ここで重要なのは従位接続詞が出てきたときの対処の仕方だ。従位接続詞の後ろには必ずSV構造が置かれることになっているので、いっそ「接続詞+SV構造」を1つのカタマリだと見なしてしまおう。

こういうカタマリを「句」や「節」と言ったが、SV構造のあるものは「節」という。従位接続詞が作っている節だから、従位節と呼ぶ。こういう用語がたくさん出て来ると難しいですか?でもほら、「前置詞句」の名付け方と同じでしょう?

さて、名付け方が「前置詞句」と同じなら、「その次に考えること」も同じはずだ。復習しよう。前置詞句が出てきたら「形容詞句」「副詞句」のいずれであるのかを考えた。そう、句や節というのは、カタマリとしての品詞を考えて͡こそ価値があるのだ。

先ほど、3つの例文を挙げたが、もう一度よく見てほしい。従位節が3つ出て来ているが、それぞれ品詞が異なることにお気付きだろうか?

We often feel that others are superior to us.
私たちはよく他人が自分よりも優れていると感じる。
Jugaad is a word which we are little familiar with.
ジュガールという言葉は、私たちがほとんど馴染みのない言葉だ。
If you are really to succeed, you must persevere.
もし本当に成功したいのであれば、辛抱しなくちゃいけない。

1つ目の従位節は「that others are superior to us」だが、これは他動詞feelの目的語Oの場所に置かれている。「目的語O」というのは文の要素(後日別記事にて説明)の一種だが、この「目的語O」の場所に置くことができる品詞は、名詞だけだ。「that others are superior to us」は名詞節(大きな名詞)というわけ。

2つ目の従位節は「which we are little familiar with」だが、厳密に言うとwhichは「接続詞」ではなく「接続詞の働きを持つ代名詞」だ。まあ、これをすなわち「関係代名詞」と呼ぶのだが、ここではその話は置いておこう。それよりも節の品詞に着目してほしい。「私たちがほとんど馴染みのない ⇒ 言葉」というように、今回の節はwordという名詞を修飾している。名詞を修飾する品詞は?ご名答。形容詞だ。「which we are little familiar with」は形容詞節(大きな形容詞)ですね。

最後の従位節「If you are really to succeed」の品詞も考えよう。「品詞」というのは「他の部分との繋がり」だから、「If you are really to succeed」がどこに係っているかを考えればよい。「本当に成功したいのであれば ⇒ 辛抱しなければならない」というように、ほら、動詞に係っているでしょう?だったらこの従位節は、副詞節(大きな副詞)だよね。

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 まとめ

いかがだっただろう。今日お話しした句や節というものは、英語を学んでいく上でとても役に立つ概念だ。単語1つに注目するのもよいが、もう少し視野を広げた句・節という概念を物にしてもらえると嬉しく思う。

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