remember to do と remember doing の違い|不定詞と動名詞に注目
remember to do(〜するのを覚えておく、忘れずに〜する)が「未来のこと」をイメージした表現なのに対して、remember doing(〜したことを覚えている)は「過去のこと」をイメージした表現だ。
こうした違いは、不定詞( to do )と動名詞( doing )のニュアンスの違いから生まれている。
ここでは、いくつかの例文を通して、remember to do と remember doing の意味と使い方を学んでいこう。
remember to do の意味と例文
remember to do(〜するのを覚えておく、忘れずに〜する)は「未来のこと」をイメージした表現だが、こうした意味になるのは、不定詞の to に「未来に向かって」というニュアンスがあるからだ。
(彼にそのことを伝えるよう覚えておいてください。)
(忘れずにドアに鍵をかけた?)
(忘れずに日焼け止めを塗った方がいいよ、外出するなら。)
ちなみに、文法的には、他動詞 remember(を覚えている)が名詞的用法の不定詞( to do /〜すること)を目的語Oに取っている。
こうした英文法(語順のルール)は、自動詞と他動詞の違いがわからないと、スッキリと理解することはできないので、必要があれば以下のページの動画で確認しておこう。
remember doing の意味と例文
一方で、remember doing(〜したことを覚えている)は「過去のこと」をイメージした表現だが、こうした意味になるのは、動名詞の ing に「これまでのこと・目の前のこと」というニュアンスがあるからだ。
(私は彼にそのことを伝えたのを覚えています。)
(おばあちゃんとクッキーを焼いたのを覚えている。)
(彼らは子どもの頃に雪で遊んだことを覚えている。)
文法的には、他動詞 remember(を覚えている)が動名詞( doing /〜すること)を目的語Oに取った形だ。
さいごに|英文法をマスターしたいあなたへ
ここでは、remember to do と remember doing の違いについて学んだが、こうした英文法(語順のルール)は読解力や表現力の土台になるものだ。
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