英文法のメールセミナー(7)形容詞+en=?
形容詞+en=?
圧力鍋を使うと、調理時間を短縮できて省エネにもなるよ。
この表現の shorten(を短くする)のように、形容詞に接尾語として en が付くと、その言葉は動詞に変化します。元が単純な形容詞でも、接尾語 en が添えられることによって初めて見る単語に見えたりもするので、注意が必要ですね。
形容詞+en=動詞(他動詞・自動詞)
こうしたちょっとした法則の方が、バラバラの知識よりも価値は高いと思いますが、具体例もいくつか見ておきましょう。
harden
soften
lighten
lessen
sharpen
weaken
broaden
キリがないのでこの辺りまでにしますが、どれも出会う頻度が高い言葉だと思うので、ぜひ意識してみてください。
ちなみに、今日の英文の文構造を解説しておくと、
Using a pressure cooker:主語S
will shorten the cooking time:述語動詞V1(他動詞+目的語)
and:等位接続詞
save energy:述語動詞V2(他動詞+目的語)
ですね。
それでは、また来週の土曜日には、英文法のメールセミナーをお届けします。
*追伸
英文法は「語順のルール」なので、読解・会話・ライティングなどの土台となるものですが、ルールだからと言って、「英語での品詞と日本語での品詞が完全に一致しなければならない」というわけではありません。
例えば今回だと、主語Sになっている動名詞 Using a pressure cooker は、「圧力鍋を使うと……」というように、日本語上では副詞っぽく表現する方が自然な感じがしますよね。
同じように、save energy(他動詞+名詞)という部分は、他動詞らしさを消して「省エネにもなる」と表現することができます。
もちろん、英文法(語順のルール)を無視して、こうした自然な表現をイキナリ目指すのは順番として間違いだと思いますが、英文法(語順のルール)をある程度身に付けたとしたら、そこから少し距離を取って、自然な日本語・人に伝わる言葉を大事にしていってもいいんじゃないかと思います。
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