feel like doing と feel like SV の違い|欲求か? 推測か?
feel like doing は「〜する気分だ」「〜したい」という意味で、自分の欲求を表す表現だ。
一方、feel like SV は「〜のように感じる」「〜のような気がする」という意味で、物事への推測を表す表現だ。
ここでは、いくつかの例文を交えながら、feel like doing と feel like SV の違いや使い方を学んでいこう。
feel like doing の使い方
feel like doing(〜する気分だ、〜したい)は、前置詞 like(〜のような)を使った表現だ。後ろには動名詞 doing を続けよう。
(海へ行って太陽を浴びる気分だ。
→ 海へ行って太陽を浴びたい。)
(大きなチョコレートケーキを食べる気分だ。
→ 大きなチョコレートケーキを食べたい。)
(休みを取ってリフレッシュする気分だ。
→ 休みを取ってリフレッシュしたい。)
(スリリングな推理小説を読む気分だ。
→ スリリングな推理小説を読みたい。)
(今日は何もしない気分だ。
→ 今日は何もしたくない。)
このように、feel like doing(〜する気分だ、〜したい)は「自分の意思で行う動作」への欲求を表す表現だ。
feel like SV の使い方
feel like SV(〜のように感じる、〜のような気がする)は、接続詞 like(〜するように)を使った表現だ。後ろにはSVを続けよう。
(彼女は仕事を楽しんでいるように感じる。)
(彼はまだ事の大きさを十分には理解していないように感じる。)
(私の犬は他の人よりも私を理解してくれているような気がする。)
(風邪を引いた気がする。喉が痛い。)
(カフェの中がうるさくて、仕事に集中できないように感じる。)
このように、feel like SV(〜のように感じる)は「他人のこと」や「自分の意思とは関係のないこと」への推測を表す表現だ。
さいごに|違いは「欲求」か「推測」か
feel like doing(〜する気分だ、〜したい)と feel like SV(〜のように感じる、〜のような気がする)は、どちらも feel like という形を使っていて、その意味を混同しやすいので注意しよう。
feel like doing は欲求(〜する気分だ)を、feel like SV は推測(〜のように感じる)を表す表現だ。