would you like (to) ...? の意味と使い方|会話集で答え方もマスター
“would you like ...?” は「〜はいかがですか?」や「〜しませんか?」などの提案を表すときに使える表現で、大きく分けると、
1. Would you like 名詞 ...?(〜はいかがですか?)
2. Would you like to do ...?(〜しませんか?)
3. Would you like me to do ...?(〜しましょうか?)
の3つの使い方がある。
ここでは、それぞれを使った会話集という形で、“would you like ...?” の使い方や答え方を学んでいこう。
CONTENTS
基本の確認|would like と want の違い
would like と want はどちらも「〜がほしい」「〜したい」という意味の表現だが、would like が丁寧な印象の表現であるのに対して、want は欲求をストレートに伝える表現だ。
このあと学んでいく “Would you like ...?” は、この “would like(〜がほしい、〜したい)” の疑問文だということを押さえておこう。
1. Would you like 名詞(〜はいかがですか?)
“Would you like 名詞 ?” は直訳すると「〜はほしいですか?」となるが、これを整えると「〜はいかがですか?」という意味になる。
レストランで耳にしたり、友人が遊びに来たときに使えたりするフレーズなので、答え方と併せて馴染んでおこう。
- Yes, please. I'd love a cup (of tea).
- No, thank you. I prefer coffee.
紅茶はいかがですか?
- ありがとう、一杯いただきます。
- 紅茶じゃなくて、コーヒーの方がいいです。
- Sure, do you have any chocolate?
- No, thank you. I don't really like sweets.
甘いものはいかがですか?
- いただきます、チョコレートはありますか?
- 結構です、甘いものは好きじゃないので。
- Yes, please. I love music.
- No, thank you. I need to concentrate.
音楽でもかけましょうか?
- ぜひ。音楽は好きなので。
- 大丈夫です。集中したいので。
1-1. What would you like ...?(何がいいですか?)
“What would you like ...?” は直訳すると「何がほしいですか?」となるが、これを整えると「何がいいですか?」という意味になる。
文法的には、疑問詞 what が他動詞 would like の目的語Oになった疑問文だ。
- I would like some eggs and toast, please.
- Nothing, thank you. I'm not hungry right now.
朝食は何がいい?
- 卵とトーストにします。
- なくて大丈夫。お腹空いてないから。
- I would like a glass of red wine, please.
- No, thank you. I'm the designated driver tonight.
飲み物はどうされますか?
- 赤ワインをグラスでお願いします。
- 結構です。今夜はハンドルキーパー(運転役)なので。
- I would like the shrimp cocktail, please.
- No, thank you. I don't want an appetizer.
前菜は何になさいますか?
- 私は小エビのカクテルにします。
- 結構です。前菜はなくて。
1-2. How would you like ...?(どうなさいますか?)
“How would you like ...?” は直訳すると「どのように〜したいですか?」となるが、これを整えると「どうなさいますか?」という意味になる。
文法的には、疑問詞 how が他動詞 would like を修飾していて、程度や状態(どのように)を尋ねる疑問文だ。
- I would like it medium-rare, please.
- Can you make it well-done, please?
ステーキの焼き加減はどうなさいますか?
- ミディアムレアでお願いします。
- ウェルダンでお願いできますか?
※ここでの would like は第5文型(SVOC)を作っている。your steak が目的語Oで、cooked が補語C。
- I would like it black, please.
- Can you add cream and sugar, please?
コーヒーの飲み方はどうされますか?
- ブラックでお願いします。
- クリームと砂糖を入れてください。
- I would like it al dente, please.
- Can you make it well-done, please?
パスタの茹で加減はどうなさいますか?
- アルデンテ(歯ごたえが残る感じ)でお願いします。
- ウェルダン(十分に火を通した柔らかめ)でお願いします。
※ここでの would like は第5文型(SVOC)を作っている。your pasta が目的語Oで、cooked が補語C。
2. Would you like to do ...?(〜しませんか?)
“Would you like to do ...?” は直訳すると「〜したいですか?」となるが、これを整えると「〜しませんか?」という意味になる。
文法的には、他動詞 would like が名詞的用法の不定詞( to do /〜すること)を目的語Oに取った表現だ。
- Sure, I'd love to. That sounds like fun.
- I'm sorry, I'm not really interested in museums.
一緒に博物館に行かない?
- ぜひ行きたい。楽しそうじゃん。
- ごめんね、博物館には興味がないんだ。
- That sounds like a great idea. What time do you want to meet?
- I'm sorry, I can't tonight. I have other plans.
今晩飲みに行かない?
- いいじゃん。何時に待ち合わせにする?
- ごめん、今夜は行けないや。他に用があって。
- Yes, that sounds great. Let's go to that new coffee shop.
- No, thank you. I already had too much caffeine today.
コーヒーでも飲まない?
- いいね! 新しいコーヒー屋さんに行ってみようよ。
- やめとくよ。今日はカフェインを摂りすぎてるから。
3. Would you like me to do ...?(〜しましょうか?)
“Would you like me to do ...?” は直訳すると「私に〜してほしいですか?」となるが、これを整えると「〜しましょうか?」という意味になる。
文法的には、me と to do の間に主語-述語の関係(私が〜する)があり、第5文型(SVOC)になっている。
- Yes, please. That would be very helpful.
- No, thank you. I'll take a taxi.
空港から車で送ろうか?
- お願い。すごく助かる。
- 大丈夫。タクシーを使うよ。
- Yes, please. Thank you for offering.
- No, thank you. I can hold onto it myself.
コートをお預かりしましょうか?
- お願いします。ありがとう。
- 大丈夫です。自分で持っておきます。
- Yes, please. That would be very helpful.
- No, thank you. I prefer to book them myself.
コンサートのチケット、取っておこうか?
- お願い。すごく助かります。
- 大丈夫。自分で予約するよ。
さいごに|英文法は読解力・表現力の土台
ここでは “would you like (to) ...?” という表現について、不定詞や文型にも注目しながら学んだが、英文法(語順のルール)は読解力や表現力の土台になるものだ。
もしもあなたに英文法の伸び代があれば、当サイトの無料動画「暗記のいらない英文法(全31回)」も併せて学んでおこう。
きっと、英文法への苦手意識を克服するキッカケになるはずだ。
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