英文法のメールセミナー(19)remain と keep の違い
remain と keep の違い
空港は(この先)もう一週間閉鎖されたままだ。
こうした比較的シンプルな英文でも、文構造を考えることは大切な習慣です。もっと長い英文の意味を正しく理解するためには、文構造を見抜く必要がありますが、それに向けた練習ということですね。
さて、あなたは今日の英文は、第何文型だと思いますか?
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そう、第2文型(SVC)ですね。remain(〜のままである)は第2文型(SVC)を作る代表的な動詞です。こうした「状態を表す動詞」は第2文型(SVC)を作りやすくて、他にも、
be(〜である)
lie(〜である)
keep(〜のままである)
hold(〜のままである)
continue(〜のままである)
などがあります。
さてここで。
同じ「状態を表す動詞」ですが、remain と keep にはちょっとした重要な違いがあります。それは、remain が単に状態を表すのに対して、keep を使う場合には「主語の意思」のようなものが意識されるという違いです。
She remained silent.(○)
彼女は黙ったままだった。
⇒状態にフォーカスしている
She kept silent.(○)
彼女は黙ったままだった。
⇒彼女が意識的に黙っていたというのがほんのり感じられる感じ
He will always remain a legend.(○)
彼はずっと伝説であり続けるだろう。
He will always keep a legend.(×)
⇒ 「彼が意識的に伝説であり続ける」というのは文脈にそぐわないので、この場合は keep だと変
ということなので、今日の最初の英文の remain を keep にするのは変だということです。
The airport keeps closed for one more week.(×)
keep にすると、空港が意識的に閉鎖していることになってしまいますもんね。
同じ第2文型(SVC)を作る remain と keep の違い、何となくわかりましたか?
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