heads up の意味と使い方|ビジネスや日常での頻出表現

英会話
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heads-up は「注意喚起・お知らせ」という意味の名詞で、ビジネスでも日常でもよく使われる言葉だ。

「頭を上げる → 前をよく見る・注意する」という繋がりから、そのニュアンスは掴みやすいかもしれない。

ここでは、文法的なことにも触れながら、heads-up の使い方を学んでいこう。

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heads-up を使った例文

heads-up(注意喚起・お知らせ)を使うときには、次の4つの型を押さえておけば安心だ。

give you a heads-up(お知らせです)
Here’s a heads-up(お知らせです)
Just a heads-up(お知らせしておくと)
Thanks for the heads-up(お知らせありがとう)

書き言葉では heads と up をハイフン( - )で繋いで一単語とすると丁寧だが、省略しても大きな問題はない。それぞれ、具体的な例文に触れてみよう。

give you a heads-up

I wanted to give you a heads-up that we'll be having a meeting tomorrow afternoon.

(ご連絡なのですが、明日の午後にミーティングがあります。)

※ここでの wanted は丁寧さを表すための過去形なので、that 節に時制の一致は必要ない。

I’m giving you a heads-up that the highway is backed up.

(お知らせなんだけど、高速が渋滞してるみたいだよ。)

“give you a heads-up” は「人 → 物事」という語順の第4文型(SVOO)になっている。また、いずれの英文でも that 節が heads-up を同格的に修飾していて、直訳するなら「〜というお知らせがあります」という感じだ。

※ご参考:第4文型(SVOO)とは? 動詞の一覧と例文まとめ

Here’s a heads-up

Here's a heads-up: the server maintenance will take place tonight.

(こちら、ご連絡です。今夜、サーバーメンテナンスがあります。)

Here's a heads-up: the weather forecast says it's going to rain this afternoon.

(連絡です。天気予報によると、午後は雨のようです。)

Just a heads-up

Just a heads-up, we're expecting the client to call in about ten minutes.

(お伝えしておくと、そのクライアントからおよそ10分以内に電話がかかってくる予定です。)

Just a heads-up, we're out of milk.

(連絡しておくと、牛乳がないんだよ。)

heads-up そのものは名詞だが、ここでは「お知らせしておくと……」という副詞っぽい印象。

Thanks for the heads-up

Thanks for the heads-up about the road closure, I'll find a different route to work.

(通行止めについてのご連絡、ありがとう。別のルートで仕事に行くよ。)

Thanks for the heads-up about the grocery store sale; I'll stop by on my way home.

(スーパーのセールについて教えてくれてありがとう。帰りに寄ってみるよ。)

heads up を「間投詞」として使うこともある

なお、heads up を「気を付けて!」という意味の間投詞(反射的な言葉)として使うこともある。その場合にはハイフン( - )は不要だ。

Heads up! There's a low branch just ahead.

(気を付けて! 低い枝が。)

Heads up! The floor is wet and slippery.

(注意して! 床が濡れていて滑りやすいから。)

また、“Heads up!” が動詞(命令文)に見えるかもしれないが、だとすれば三単現の s みたいなものは付かないはず。やはり間投詞(反射的な言葉)の一種として押さえておこう。