because, since, as の違い|理由を表す接続詞の使い方
because, since, as はどれも理由(〜するので)を表す接続詞だが、その使い方にはちょっとした違いがある。
ここでは、いくつかの例文に触れながら、because, since, as の使い方を学んでいこう。
because, since, as の違い
because と as, since には、次のような違いがある。
・「理由」にフォーカスしている
・(言い換えるなら)理由は「新情報」
・文頭では使わないのが一般的
・「結果」にフォーカスしている
・(言い換えるなら)理由は「旧情報」
・文頭に置くことが多い
・比較的フォーマルな印象
それぞれ、例文を見ていこう。
because は「理由」にフォーカス
becasue は「理由」にフォーカスしているときに使う接続詞だ。言い換えるなら、その「理由」が相手にとって新情報(重要な情報)のときによく使うとも言える。
(パーティーには行かないよ。なぜなら、仕事が終わってないからね。)
(いつも日焼け止めを塗ってるんだ。だって、日焼けしたくないからね。)
(飛行機に乗り遅れた。なぜかと言うと、寝坊したので。)
since や as とは違い、because には「理由」の意味しかないので、そこが際立つということだ。
また、文頭では使わないのが一般的だというところも押さえておこう。(ダメなわけではないが、砕けた印象になる。)
since, as は「結果」にフォーカス
接続詞の since と as には「理由」以外にもいくつか意味がある。
as:〜するとき、〜するので、〜するように、〜するにつれて、〜するのと比べて
そのため、since や as は because よりも「理由」へのフォーカスが弱く、代わりに「結果」へのフォーカスが強くなる。
また、because が新情報(未知の理由)を伝えるのに対して、since や as は旧情報(既知の理由)を伝えることが多い。
(そのレストランは閉まってるから、どこか他のところを探さなきゃ。)
(外は雨だから、今日はピクニックに行けないね。)
(車を持っていないので、毎日バスで仕事に行っています。)
(遅い時間になったから、みんなもう帰った方がいいと思うよ。)
(渋滞しているから、別の道にした方がいいよ。)
(ネットが落ちちゃって、オンライン授業を最後まで受けられなかった。)
since や as を「理由」の意味で使う場合には、文頭に置くことが多いことも押さえておこう。