英文法のメールセミナー(21)deny は to do を目的語にとれ……
deny は to do を目的語にとれ……
彼女が目撃者として挙げた人は皆、そこにいたことを否定した。
動作を表す名詞(〜すること)といえば、名詞的用法の不定詞(to do)と動名詞(doing)が有名ですが、他動詞によっては、「名詞的用法の不定詞(to do)しか目的語Oにとらない他動詞」や「動名詞(doing)しか目的語Oにとらない他動詞」があって、英語を学んでいる私たちにとってはなかなか大変なところですよね。
もちろん、ザックリした違いとしては、
「未来に向かって」というイメージ
動名詞(doing):
「現在」や「過去」という臨場感
という違いがあるので、その違いを手掛かりにして、不定詞が続くのか動名詞が続くのかを判断することはできます。
hope /を望む
wish /を望む
desire /を望む
decide /を決心する
plan /を計画する
⇒ 「未来」のことなので、不定詞(to do)を目的語Oにとる
finish /をやめる
enjoy /を楽しむ
avoid /(目の前にあること)を避ける
mind /(目の前にあること)を嫌がる
⇒ 「現在」や「過去」のことなので、動名詞(doing)を目的語Oにとる
ただ一方で、単純に英文にたくさん触れることで、「あ、この動詞の後ろには不定詞(to do)が続くんだな」「この動詞の後ろには動名詞(doing)が続くんだな」ということをパターン学習していくことも効果的なアプローチだと思います。
ということで、今日のメールセミナーを通して、「deny は動名詞(doing)を目的語Oにとるんだな!」ということがあなたの記憶に残ればいいなと思います。
彼女が目撃者として挙げた人は皆、そこにいたことを否定した。
ちなみに、文全体の構造について軽く触れておくなら、関係代名詞の目的格(that または who)が省略されていますね。
Everyone (that) she named as a witness denied being there.
everyone:主語S
(that) she named as a witness:修飾語M(関係詞節)
denied:動詞V(他動詞)
being there:目的語O(動名詞)
せっかく関係代名詞があるので、英文法の復習として2つの文に分けてみるのもいいかもしれません。
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