英文法のメールセミナー(16)形容詞に後ろから修飾される名詞
形容詞に後ろから修飾される名詞
違った結果を生み出すためには、違ったことをする必要がある。
普通、単語一語の形容詞が名詞を修飾する場合には、名詞の「前」に置くのが原則です。
an impossible situation
ありえない状況
your thoughtful words
優しい言葉
a floating leaf
浮いている木の葉
普通はこうした語順になりますよね。
けれども、
something
anything
everything
nothing
これら4つの名詞については注意が必要で、これらは単語一語の形容詞に「後ろから」修飾されます。
最初の英文で、「何か違ったことをする」という部分が "do something different" という語順になっているのは、そういうことです。
ちなみに、どうして something, anything, everything, nothing の4つが、単語一語の形容詞に後ろから修飾されるかというと、some, any, every, no という言葉が要因のように思います。
some, any, every, no は「冠詞相当語」と呼ばれ、冠詞の a や the に近い役割を持っているんですよね。その証拠に、ほら、some, any, every, no を名詞に添える場合、冠詞の a や the は使わなくないですか?
some solution(○)
the some solution(×)
in every case(○)
in the every case(×)
つまり、something, anything, everything, nothing の前に形容詞を置いてしまうと、冠詞の前に形容詞を置くような感覚になってしまうんですよね。
different something(×)
different:形容詞
some:冠詞
thing:名詞
これだと「形容詞+冠詞+名詞」みたいな感じで、変だということです。
ということで、今日のまとめです。
something, anything, everything, nothing は、単語一語の形容詞に「後ろから」修飾される
英文を読むときにも、会話や文章で表現するときにも、意識しておくといいと思います。
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