英文法のメールセミナー(10)provide A with B は「第4文型もどき」
provide A with B は「第4文型もどき」
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英語を学んでいると、覚えた方がいい表現や熟語にたくさん出会いますよね。今日の英文で出てきている provide A with B もその一つで、AにBを供給する(与える)という意味です。
この provide A with B と同じように、前置詞 with と一緒に使う動詞はいくつかあって、
supply A with B(AにBを供給する)
present A with B(AにBを贈る)
cram A with B(AにBを詰め込む)
furnish A with B(AにB(家具など)を備え付ける)
reward A with B(AにBを(褒美として)与える)
などが代表的です。
それぞれの動詞を見比べると、確かに、細かな意味の違いはありますが、共通点としては、どれも「与える」という意味になっているところですよね。
provide(供給する)
supply(供給する)
present(贈る)
cram(詰め込む)
furnish(備え付ける)
reward(ほうびを与える)
⇒ 結局は「与える」
「与える」という意味を備えたちょっと難しい動詞は、前置詞 with と一緒に使うと押さえておきましょう。
そして、語順にも注目です。
provide you with the best possible support and services
「あなた」に「良いサービス」を提供する
前置詞 with を挟んではいますが、語順としては「ある文型」に似ていませんか?
あなた:人
サービス:物事
そう、「人+物事」という語順をとる第4文型(SVOO)と同じ流れになってますよね。
provide 人 with 物事
give 人 物事
with という言葉に気を取られると、両者はまったく違う表現に見えるかもしれません。
一方で、「語順」や「動詞の意味合い」に注目すれば、「with はあるけど、まあ、provide A with B は第4文型(SVOO)みたいなもんでしょ!」とリラックスして理解することもできます。
一つひとつの表現の意味だけを丸暗記していくのか? それとも、異なる表現の間の共通点に注目していくのか?
あなたにとっては、どちらの方が記憶に残る楽しい勉強になりそうですか?
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