would like の意味と使い方|want との違いを例文でマスター
“would like” は「○○がほしい」「〜したい」という意味で、“want” よりも丁寧でフォーマルな印象の表現だ。
関係性にもよるが、社会的なサービスを受ける場面(レストランやホテルなど)やビジネスシーンなどでは、“would like” の方が好ましい可能性が高い。
ここでは、代表的な使い方として、
1. would like something(○○がほしい)
2. would like to do(〜したい)
3. would like someone to do(〜してほしい)
の3つを学んでいこう。ちなみに、“I would like...” の短縮形は “I'd like...” ですが、ここでは “I would like...” で統一しています。
1. would like something(○○がほしい)
would like の後ろに名詞( something )を続けることで「○○がほしい」「○○をお願いします」というリクエストを丁寧に伝えることができる。
B: I would like the grilled salmon with a side of vegetables, please.
A: メインコースのお料理はどうなさいますか?
B: グリルサーモンに焼き野菜を添えてお願いします。
B: Certainly, I'll have housekeeping deliver an extra pillow to your room right away.
A: すみません、もう一つ枕をいただけますか?
B: かしこまりました。すぐに清掃係に枕を届けさせますね。
※ B の “have housekeeping deliver…” は使役動詞 have と原形不定詞 deliver を使った第5文型(SVOC)だ。
※ご参考:使役動詞とは?
B: Sure, let's schedule a meeting to review it together.
A: 新たな製品デザインについて、あなたの意見をお伺いしたいです。
B: もちろんです。一緒に吟味できるよう、ミーティングを調整しましょう。
2. would like to do(〜したい)
would like の後ろに不定詞( to do )を続けることで「〜したい」「〜できると嬉しいです」というリクエストを丁寧に伝えることができる。
B: Sure, I'll bring the bill to your table shortly.
A: お会計をお願いします。
B: かしこまりました。テーブルまですぐにお持ちいたします。
B: Welcome, Ms. Smith. I'll help you with the check-in process right away.
A: チェックインをお願いできますか? スミスで予約しています。
B: お待ちしておりました、スミス様。チェックインのお手続きをさせていただきます。
B: Welcome aboard, Jane! We look forward to working with you.
A: 新しいチームメンバーのジェーンを紹介します。営業部を担当する予定です。
B: ようこそ、ジェーン! 一緒に働けるのを楽しみにしています。
3. would like someone to do(〜してほしい)
would like の後ろに「人+不定詞( someone + to do )」を続けることで「〜してほしい」「〜してもらえると嬉しいです」というリクエストを丁寧に伝えることができる。
ちなみに、文法的には、人( someone )と不定詞( to do )の間に「主語-述語の関係(人が〜する)」があるので、第5文型(SVOC)の一種だ。
B: Of course, let's go shopping together and find the perfect gift.
A: 妹への誕生日プレゼントを選ぶの、手伝ってほしいんだけど。
B: もちろん! 一緒に買い物に行って、良いもの見つけようよ。
B: That's a great idea. I'm sure he'll be happy to share his recipe with you.
A: 彼に教えてほしいんだよね、この前作ってくれた最高のパスタの作り方を。
B: それはいいね。彼もきっと喜ぶと思うよ、レシピを共有できて。
B: I'd be happy to attend and share my insights with the team.
A: 次の月曜日、あなたに私たちのチームミーティングに参加してほしいです。あなたの最近の知見についてお話しできるように。
B: 喜んで参加しますし、知見を共有できるのを嬉しく思います。
なお、would like の疑問文である ”would you like ...?” については、以下のページで学んでおこう。