マジか!これが英語の語呂合わせ!歴史年号はこうやって覚えるのだ
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日本には、一見どうやっても覚えられそうにない歴史年号や専門用語などを、いとも簡単に覚えさせてくれる「語呂合わせ」というお手軽暗記法がある。
「いい国作ろう ナントカ幕府」や「水平 リーベ ダレの船?」などは、もっとも有名なところだろう。
この、日本人の特権とも言える語呂合わせだが、実は英語にも、数字・年号や専門用語を覚えるための語呂合わせが数多く存在する。
今日は、そんな英語の語呂合わせを、久しぶりの登場となる彼らに紹介してもらおう。
ジェフ、オリヴィア、よろしくね!
タツロウさん!「高みの見物とはいい身分だなー!」
お前は、ターレスと闘ったときのピッコロか。
CONTENTS
数字や年号を覚える、英語の「語呂合わせ」とは?
日本人はいいわよね。「語呂合わせ」なんていう、ちっとも本質的じゃない暗記法を使って、テストの点が取れるんだから。
何言ってんだ、オリヴィア。英語にだって立派な「語呂合わせ」があるじゃないか。
うそ?ホントに?そんなのあったっけ?
例えば、こんなヤツだ。
May I have a large container of coffee?
は?
(大きな器一杯分のコーヒーをください……?)
ジェフ、そんなに眠たいの?寝不足アピール?
大人げないわよ。
オリヴィア、そうじゃない。
それぞれの単語を構成している「アルファベットの数」を数えてみるんだ。
えっ?
May (3), I (1), have (4), a (1), large (5), container (9), of (2), coffee (6) ……
3・1・4・1・5・9・2・6 ……?
何これ?
フフフ……。
パイだよ、パイ。円周率。
「3.1415926……」
いや、難しいわ!
日本語の語呂合わせよりも、頭を使うだろう?
それじゃあ、この「文字数語呂合わせ」を使って、実際に歴史年号をいくつか覚えていこう。
第1問「I sighted Thomas's rights.」
次の言葉は、どんな歴史上の出来事を表していると思う?
I sighted Thomas's rights.(私は、トーマスの権利をいくつか見た。)
相変わらず、面倒なことが好きね。
えっと、アルファベットの数を数えればいいから……
I (1), sighted (7), Thomas's (7), rights (6) ……
1776年……あ!独立宣言ね!
そう。ってことで、1776年は「アメリカ独立宣言」
ついでに、トーマス・ジェファーソンも覚えられるだろ。
Thomasって、トーマス・ジェファーソンだったんだ。
てっきり「機関車」の方かと思ってたわ。
なんでやねん。
第2問「I captured south's flags.」
次はこいつだ。
I captured south's flags.(私は、南部の旗を捕らえた。)
I (1), captured (8), south's (6), flags(5) ……
1865年……南北戦争の終結ね!
I captured south's flags.(南部の旗を捕らえた)だから、
1865年に南北戦争が「北部の勝利で」「終結した」ってところまで、しっかりと覚えられるだろ?
flagsの単数・複数を覚え間違ったらおしまいね。
オリヴィアさん、それは言わないで。
第3問「A hell World War Ⅰ」
最後にコイツだ。これは何を表してると思う?
A hell World War Ⅰ(第一次世界大戦という地獄)
いや、World War Ⅰ(第一次世界大戦)って言っちゃてるじゃん。
ですよね。
これは、A (1), hell (4) が年号の下2桁を表してるんだ。
1914年。
ここへ来て、ちょっと苦しいわね。
まぁ、そう言うなよ。語呂合わせなんてそんなもんだろ。
確かに。
金属の炎色反応を表す「リアカー無きK村」なんかに比べると、ぜんぜんマシだわ。
ホント、あれは「K村」の意味が謎過ぎるよな。
とまあ、今日はこんなところだ!
みんなも、語呂合わせは適度に使うようにね。あまり依存し過ぎるのはよくないわよ。
まとめ
いかがだっただろう。
実はこの手法、1000年代だと、I(私)かA(冠詞)でしか始められないことが難点だが、そこは見逃してほしい。
2000年代になると、He, We, As, If, In, Onなど、幅が広がって来る。
その先の3000年代を楽しみに、今日から「語呂合わセンス」を磨き始めてみてはいかがだろう。
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