留学中の共同生活が不安じゃなくなる英会話フレーズ・厳選4シーン

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留学中の共同生活で便利なフレーズ集-2

語学力向上のために、短期留学や長期留学、ワーキングホリデーなど、人生で一度は海外生活をしてみたいという学生や社会人も多いのではないだろうか?

文部科学省のホームページでも公開されているJASSO(独立行政法人・日本学生支援機構)による統計では、2009年には年間36,302人だった海外への留学者数(学生)は、2014年には年間81,219人にまで増えている。

そんな留学中に必要最低限のコミュニケーションが取れなければ、トラブルが起こったりストレスを感じてしまったりもするだろう。

そこでここでは、留学中に他の国の人たちと共同生活(ホームステイやルームシェア)をするときに役立つ英会話フレーズをご紹介しよう。共同生活を送る上で毎日繰り返される4つのシーンを例にお話ししていくので、ぜひ楽しみながら読んでもらいたい。

CONTENTS

1. 家を出るとき・帰ってきたとき

留学中の共同生活で便利なフレーズ集-1

同じ家で暮らすホストファミリーやルームメイトに、スケジュールを知らせる場面は多々あるだろう。ここでの意思疎通がうまくいかないと、トラブルの原因となることも多い。


What time do you leave here?(何時に家を出る?)
When are you coming back?(何時に帰ってくる?)


これらの基本フレーズに加えて、意外と英語にしにくい英会話フレーズを見てみよう。

行ってきます/行ってらっしゃい

 
See you later.
 
Have a good day.
 
こういったものが「行ってきます」「行ってらっしゃい」みたいな感覚で使える表現よ。

ただいま/おかえり

 
じゃあさ、自分が帰宅したときには、ルームメイトに何て声をかけたらいいかな?
 
俺をルームメイト役をやるから、ちょっとやってみようぜ。
 
Have you finished clearning all the rooms yet?(部屋の掃除はぜんぶ終わったの?)
 
違うがな。(オレはダスキンか。)
 
普通は「ただいま!」だろう?
 
Hi, Jeff!(ただいま、ジェフ。)
 
こんなに簡単でいいの?
 
そうそう!これが「ただいま」に当たるんだよな。
 
確かに、「ただいま」を英語でどう言ったらいいのか迷っている人も多いみたいね。

ちなみに、「I’m home.」というフレーズを聞いたことがある人もいるかも知れないが、これはネイティブはあまり使わない言い回しだそうだ。

使うとしたら、例えば、自分が家に帰ってきたときに、ルームメイトがベランダで洗濯物をしていて帰宅に気付いていない場合など。

 
I’m home.(ただいま。/帰って来たよ!)
 
相手を目の前にして使う言葉としては、さっきオリヴィアが答えてくれた「Hi, Jeff!」がピッタリだよな。
 
じゃあ、「おかえり」はどうしたらいいかな?
 
Hi! How was your day?(おかえり!今日はどうだった?)
 
こんなところかしら?
 
いいと思う。「ただいま」や「おかえり」は日本語独特の表現だから、英語には直訳できないんだよな。
 
だから「Hi!」「Hey!」がいいよ。

なお補足だが、How は疑問詞と呼ばれるもので、ここでは was の補語Cになっている。疑問詞について、詳しくは以下の記事で解説しているので、そちらも併せて参考にしてもらいたい。

参考記事:疑問詞は品詞じゃない!?中学英語の基礎として知っておこう

2. 食事をするとき

留学中の共同生活で便利なフレーズ集-2

毎日の生活で、食事についてのコミュニケーションを取る機会は多い。特にホームステイの場合、家族への晩御飯の有無についての連絡は必須だ。

例えば、友達やホストファミリーに、


Will you eat dinner at home?(今日は家でご飯を食べる?)


と聞かれたら、


Yes, thank you.(はい食べます、ありがとうございます。)
No, I will eat out tonight.(今日は外食します。)


と答えるようにしよう。

これらを基本に、他の食事関連のフレーズについても見ていこう。

いただきます/ごちそうさま

 
「いただきます」とか「ごちそうさま」って、案外英語で表現しにくいよな。
 
だったら、
 
Let’s eat!(さあ食べましょう)
 
Thank you for a great meal. I enjoyed so much.(食事をありがとうございました、とても美味しかったです。)
 
でいいんじゃない?
 
なるほど、さすがはオリヴィアさま!発想が違いますな。

おいしい!

 
率直な感想を伝えるのって案外難しいんだよな。
 
あなたはいつも Delicious!(おいしい!)ばかり。ワンパターンな男ね。
 
(フレーズだけでなく、人格まで否定されてる気がする…)
 
Delicious! ももちろん正解よ。
 
他にも、It’s so good!(おいしい!) や It tastes good!(おいしい!)も使えるわね。
 
少し視点を変えてみると I love it!(これ好き!)かな。
 
抑揚や身振りをつけたりすると、より感情が伝わるわ。

3. お風呂に入るとき

留学中の共同生活で便利なフレーズ集-3

外国では基本的に風呂に入ることは少なく、シャワーで済ませることが多い。そのため、take a shower(シャワーを浴びる)という表現ををよく使う。

まずは、


I just finished taking a shower.(ちょうど風呂から上がったばかりです。)


というフレーズを覚えておくと便利だろう。

お先にどうぞ

 
ルームメイトと共有のシャワールームを使っていて、相手に先に譲る場合には、何て言ったらいいかな?
 
日本語で言うところの「お先にどうぞ」みたいなのを表したい場合には…
 
Please go ahead.(お先にどうぞ。)
 
これでどうかしら?
 
なるほど、しっくりくるな。
 
他の言い回しとして After you(後で入るわ)も使えるわ。
 
エレベーターや建物の入り口などで相手に先に譲る場合は、Please だけで十分よ。

お先でした

 
じゃあ同じように、自分が先にシャワーを使った後、「お先でした」みたいに言いたいこともあると思うんだけど…
 
これはどうしたらいい?
 
I’m refreshed. Thank you.(さっぱりしたわ。ありがとう。)
 
なるほどな。

先ほどの「いただきます/ごちそうさま」もそうだが、今回の「お先でした」などは、日本人が好んで使う表現だ。ただ、英語ではこういった挨拶をする習慣がそもそもない。

そこで、日本語から英語に直訳しようとするのではなく、その場で自分の気持ちを素直に伝えようとすることが大切だ。

4. 洗濯をするとき

留学中の共同生活で便利なフレーズ集-4

基本的な洗濯の流れとしては、

1. Do the laundry.(洗濯する)
2. Hang the laundry.(干す)
3. Take the laundry in.(取り込む)
4. Fold the laundry.(たたむ)

だ。これらの基本フレーズを元に、もう少し幅を広げていこう。

洗濯してもらえませんか?

 
ジェフ~。
 
(嫌な予感がする…)
 
Would you do my laundry?(洗濯してくれない?)
 
みんな、laundry(洗濯物)は不可算名詞だぜ!
 
話をそらさないで。

外干しする/中干しする

 
「外干しする」「中干しする」というのも、覚えておくと便利よね。
 
Hang the laundry out(外干しする)
 
Hang the laundry in the room(中干しする)

洗濯機を使ってもいいですか?

 
Can I use the washing machine?(洗濯機を使ってもいいですか。)
 
こういったフレーズも、共同生活では頻繁に使いそうだな。
 
どれも使用頻度の高いものだから、みんなも使ってみてね。

さいごに

いかがだっただろう。

今回ここでご紹介したシーン(外出・帰宅・食事・お風呂・洗濯)は、どれも共同生活の中で繰り返されるシーンだ。

・行ってきます/行ってらっしゃい
・ただいま/おかえり
・いただきます/ごちそうさま
・お先にどうぞ/お先でした
・洗濯する/洗濯してもらえませんか?

こういった基本的なフレーズだけでも身に付けておくと、留学のためのいい準備になるのではないだろうか。

 

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